僕はいくつかの理由で、愛機iPhone 7をiOS10.3.3で使い続けてきた。
しかしいよいよ(?)、iOS11.3にアップデートすることにした。
僕がiOS11.3にアップデートした3つの理由
① セキュリティの強化
iOSに限らず、ほとんどのOSのアップデートには脆弱性の修正、セキュリティの強化が含まれている。
去年(2017年)の10月にニュースになったWPA2の脆弱性、「KRACKs」もiOS11.1で修正されている。
Wi-Fiの暗号化技術WPA2の脆弱性「KRACKs」とは? その対応策は!?
つまりiOS10.3.3では、常にKRACKsの危険にさらされている状態だ。
KRACKsで特に大きな被害を受けたという話は聞かないが、それでも気持ちが良いものではない。
どこかのタイミングでアップデートする必要はあった。
② iPhone 7でも問題なく動く
iOSのアップデートで気になるのは、特に旧機種の場合に安定して動くのかどうか、ということ。
アップデート対象機種でも、動作が不安定になるものも少なくない。
実際、僕が使っているiPad mini 2は、iOS11にアップデートすることで反応がギクシャクし、アプリが固まったり突然落ちることもあった。
突然のの旧SHSH復活があり、現在はiOS10.3で運用している…
iPhone・iPadなどのiOSをダウングレードする方法と危険性
先日リリースされたiPad(第6世代)は、現行のiPad Proと遜色なく動作するらしい。
A10 Fusionと2GB RAM搭載と同じスペックなので、iPhoneでも問題なく動きそうだ。
③ 新機能を試したい
iOS11.3の新機能のひとつがBattery Health、バッテリーの状態を確認できること。
劣化したバッテリーを使っている古いiPhoneのパフォーマンスを、Appleが秘密裡に低下させていたことは、去年(2017年)ニュースになった。
Appleはこれを認め、正式に謝罪している。
iOS11.3では、バッテリーの劣化状態が分かるだけでなく、パフォーマンスを低下させる機能をオフにすることもできる。
劣化したバッテリーを使い続けることは、バッテリーの破損、場合によっては発火や爆発に繋がることもあるので、個人的にはこの機能を停止させるつもりはない。
バッテリーが劣化したら速やかに交換するか、新しい機種に乗り換えるのが賢明だ。
その確認がiPhone本体で簡単にできるのは便利だ。
ちなみに、Macアプリでバッテリーの状態を確認することもできる。
Macだけではない! iPhoneのバッテリーのヘタリ具合を確認できる 「coconutBattery」の使い方【その2】
新機能「Battery Health(バッテリーの状態)」
アップデートしたので、さっそくバッテリーの状態を確認してみた。
iOS10.3.3では表示されていなかった、
[バッテリーの状態(ベータ)]という項目が、iOS11.3で増えている。
選択してみると、今のバッテリーの状態が新品時の97%のパフォーマンスであることが分かる。
僕がこのiPhone 7を購入したのは、2017年1月。
さんざん悩んだ末、日本国内版simフリー iPhone 7 を購入!
それから約16ヶ月使ってバッテリーの状態が97%なら、まずまずといったところか。
必要なければ毎日充電することはなく、20%〜90%くらいの間で充電を繰り返す。
100%以上にすることも0%まで使い切ることもほとんどない。
そんな充電方法で、バッテリーに負担をかけなかったのが良かったのだろう。
念のため(?)、前述のcoconutBatteryでも調べてみた。
96.7%と、ほぼ同じ数値。
ベータ版とはいえ、しっかり機能しているようだ。
まとめ
まだ1日使ったレベルではあるが、アップデートによる動作の重さは感じない。
iOS10.3.3と同じように、さくさく動いてくれている。
若干、バッテリーの消費が早いような気がするが、これはいつものこと。
アップデート後、しばらくの間はシステムの調整が続くので、バッテリーの消費が不安定になるのだ。
これも2〜3日で落ち着くだろう。
UIデザインも意外と気にならない。
これで、あと2〜3年は戦えそうだ(?)…
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