先日リリースされたOpera VPN。
それまでVPN接続アプリではほぼ一択だった、VPN Gateの牙城を脅かす存在になるのだろうか。
それぞれの特性を比較して検証してみた。
VPN Gate
VPN Gateの良い点
- 無料
- 中継VPNサーバーが多い
VPN Gateの気になる点
- 接続に手間がかかる
- 中継VPNサーバーのセキュリティが不明
- 広告が表示される
総評
VPN Gateの良いところは、中継VPNサーバー選択肢の多いこと。
国内外で数十ヶ所、国内でも様々な都道府県・地域を選択することができる。
管理運営者がよく分からない中継VPNサーバーもあるのでセキュリティ面で不安はあるが、僕が国内外の接続を複数回利用した限りではセキュリティ面で不具合があったことはない。
Opera VPN
Opera VPNの良い点
- 無料
- 接続が簡単
中継VPNサーバーのセキュリティが(ある程度)安心- 広告・追跡ブロック機能がある
- (現時点では)広告が表示されない
Opera VPNの気になる点
- 中継VPNサーバーが少ない
総評
Opera VPNの良いところは、なんといっても接続の手軽さだ。
2つのアプリを行き来して接続するVPN Gateと比べ、アプリを起動し接続をオンにするだけだ。
また中継VPNサーバーもOperaが設定しているものなので、セキュリティ面で(ある程度)信用できそうだ。
ただ現時点では、中継VPNサーバーが5ヶ所しかないのが欠点。
今後の増設に期待したい。
まとめ
やはり後発の方にアドバンテージがある。
扱いやすく信用度も高く、広告・追跡ブロックなどの付帯機能もあるOpera VPNの方がオススメだ。
一方でVPN Gateの利点は、中継VPNサーバー選択肢の多さだ。
特に国内各都道府県のVPNに接続できるところは使用範囲が広い。
現時点では、ふつうに使うにはOpera VPN、特別な中継VPNサーバーに接続したい時はVPN Gateといったところか。
この2つのアプリの他にも、VPN接続アプリはある。
中には使い勝手の良いものもあるようだが、ほとんどが有料アプリで、無料の使用ではデータ量の上限など機能制限が設けられている。
無料で使えるものがある以上、特別な必要がない限り、ふつうのユーザーは有料アプリを使う理由はない。
そういう意味でも、VPN接続アプリはVPN GateとOpera VPNが双璧といってイイだろう。