WeChat(微信)は、中国のIT企業テンセント(騰訊)が提供するメッセージアプリ。
2013年8月からモバイル決済機能「WeChat Pay」が搭載され、中国ではコンビニエンスストアなどはもちろん、屋台などでも利用されているという。
日本でも利用できるのだろうか。
危険性はないのだろうか。
WeChatの登録方法
起動するとログイン画面が表示される。
アカウントがないので[登録]を選択。
僕の場合はiPhoneの言語設定を自動的に読み込んで[日本語]と表示されたが、他の言語を選択する場合は、ココをタップすればリストから選択することができる。
携帯電話番号を入力し[登録]をタップ。
ここでも地域が自動的に[日本]と表示された…
プライバシーポリシーを読んで、問題なければ[同意]をタップ。
ボットではないことを “安全検証” されるので、[“開始”]をタップ。
レバーをドロップし、ピースを枠にあてはめ画像を完成させる。
SMSで4桁のコードが送信されるので入力。
声紋の登録が求められるので、指示に従って登録。
画像と氏名の登録が求められるので入力。
ここでは氏名の入力だけでも良く、もちろん本名以外でもOK。
画像・氏名ともに、後から変更することも可能だ。
Siriとの連動が求められるので、どちらかを選択。
これで登録、アカウントの作成は終了だ。
WeChatの初期設定
セキュリティ保持のため、最低限の設定は最初に行っておこう。
[本人]を選択。
[設定]を選択。
必要な項目は①[マイアカウント]と、②[個人情報保護]だ。
① マイアカウントの設定
まず最初にパスワードを設定しておこう。
アルファベットと数字が1文字以上含まれた8桁のパスワードが必要。
もちろん他サービスとの兼用は厳禁だ。
注意したいのはパスワードを設定しても、アプリの終了ではパスワードが機能しないこと。
[本人]>[設定]から、そのつど[ログアウト]する必要がある。
IDのやり取りで友人の追加をしたい人は、WeChat IDを作成しておこう。
② 個人情報保護の設定
ディフォルトでは初期のLINEのように、すべての検索がオンになっている。
友人の承認方法などは、それぞれの使い方に応じて設定する必要がある。
すべてオンになっていると、ある日突然見ず知らずの人が友人に追加されている危険性もある。
ちなみに僕は、LINEと同じく直接会った人としか友人にならないので、QRコードのみオンにしておいた。
声紋でログインを試す
初期設定で声紋の登録があった。
[本人]>[設定]>[マイアカウント]の[声紋]で、[声紋でログイン]をオンにしておくと、声だけでログインできるようだ。
一度ログアウトして起動し、[声紋でログイン]をタップ。
緑のボタンをタップしながら、8桁の数字を読みあげるとログインできる。
試しに他の人にやってもらうと、声紋が一致しなかったようでログインが拒否された。
一応(?)機能しているようだ。
ただし機内モードをオンにし、通信を遮断した状態ではこの機能は使えなかった…
WeChatは危険!?
WeChatが中国のサービスということで、その安全性がよく取りざたされている。
個人的な見解でいうと、(少なくとも現時点では)特別危険ではない、ということになりそうだ。
ほとんどのウェブサービスに、ある種の危険性があることは、このブログでも何度か書いている。
FacebookやLINEでも、使い方によっては個人情報を失うことがある。
そういう意味ではWeChatも同じであるが、唯一異なる点が他国のウェブサービスは基本的に企業が運営しているが、WeChatは国家がバックについているであろうこと。
中国当局が内容を検閲している可能性は、各所で言及されている。
中国政府の意志に反することをやり取りすると、削除されブラックリストに登録されるという噂もある。
しかし逆にいえば、それ以外でふつうに使っている範囲では、特に問題はなさそうだ。
WeChatを使ったことで大きな被害、損失を受けたという情報も、今のところない。
WeChatのユーザーは中国内外合わせて10億人を超えているという。
何かあれば、すでにニュースになっているだろう。
そのうえで使うか使わないかは、本人しだいということだ。
まとめ
日本でも通信機能の利用は可能なようだ。
とはいえ、日本国内での有用性は今のところほとんどない。
ユーザー数からいってもLINEで充分だろう。
しかし中国に旅行・出張を計画している人は、現地で使用する端末にダウンロードしておいても良いかもしれない。
中国の人は、ほとんどWeChatで連絡を取り合っているらしいし、何よりもWeChat Payが使えなければ何も買い物ができないという人もいる。
ただしWeChat Payは、日本では設定できないようだ。
裏ワザとしてWeChat Payを使っている人から送金してもらい、チャージすると使用可能になるという。
今のところ日本では、この方法しかないようだ。
WeChat無料posted withアプリーチ
こちらの投稿もいかがですか