iOSディフォルトアプリiMessage(メッセージ)。
簡単に使えて、とても便利なアプリだ。
しかもやり取りは暗号化されているので、Signalに次ぐセキュリティレベルの高さだという。
唯一の欠点が、iPhoneやiPad、MacなどのApple製品でしか使えないこと。
スマートフォンの世界的シェアを誇るAndroidでは使用できない。
しかしAndroidでもiMessageを使えるアプリが登場した。
「weMessage」だ。
通話やメッセージを暗号化する、セキュリティー強化型メッセンジャーアプリ「Signal」
weMessage
使い方は開発者の動画のとおり。
全編英語であるが、画面を見ているだけでも、だいたいのことは分かる。
単純にアプリだけで使うのでははなく、Macに専用のサーバ「weServer」を建て、それを介して送受信するようだ。
テキストだけでなく画像や音声、動画などのデータファイルも添付可能で、絵文字も使えてグループチャットもできるらしい。
さらに、米国政府の暗号化規格であるAES暗号を使用しているというから、セキュリティ的にも期待できそうだ。
ほぼiMessageと同等の機能を持ったweMessageであるが、サーバの設定など多少の手続きが必要なことと、何よりもMacがないと使えないので、一般の人が使うにはややハードルが高いかもしれない。
またweMessageは特殊なアプリなので、いつGoogle Playから削除されるか分からない。
気になる人は、とりあえず早めにダウンロードしておいた方が良いだろう。
weMessage Communitext 通信
まとめ
GoogleとAmazonがもめている(?)ことは、前回のブログで書いた。
Google VS Amazon! 仁義なき戦いの間で、漁夫の利を得るのはAppleだけではない!?
そんな中でApple TVでAmazonプライム・ビデオアプリがダウンロード可能になり、日本のMac App StoreからもKindle for Macがダウンロードできるようになった。
AppleとAmazonの関係は比較的良好なようで、このあたりがGoogleに対するアドバンテージになりそうだ。
現状AppleのAndroidアプリはApple Musicくらいだ。
この機会にiMessageやFaceTimeなどのAndroid版をリリースし、そのセキュリティ性能の高さをアピールすれば、多少なりともシェアの回復につながるかもしれない。
そうすればほんとうに、漁夫の利を得るのはAppleになりそうだ。