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Google VS Amazon! 仁義なき戦いの間で、漁夫の利を得るのはAppleだけではない!?


GoogleとAmazonの闘いが激化している。
果たして、この決着がつく日は来るのだろうか…

Amazonが一部の端末を削除

現在、Apple TVやChromecastなど一部の端末を、Amazonで購入することはできない。
Amazon製端末、Fire TVやFire TV stickと機能がカブるからだ。

また先ごろAmazonのスマートスピーカー、Echoシリーズがリリースされたことで、LINEのClova WAVEもAmazonの販売ラインナップから外されている。
理由はApple TVやChromecastと同じだと考えられる。
当然、Google Homeシリーズも販売されていない。
この調子だと、発売が延期されたAppleのHomePodも、Amazonから発売されることはなさそうだ。

YouTubeがAmazon製端末から撤退

米国で発売されているAmazon Echo Showでは、すでにYouTubeが視聴できなくなっているという。
Googleが利用制限をかけたようだ。

さらにその制限は2018年1月1日から、Fire TVシリーズにも適応されるという。
Fire TVシリーズは日本国内でも発売されており、当然この制限は日本でも適応される。
実際、その旨が日本語でもアテンションされているようだ。

Googleはその理由を、Amazonが用意したYouTubeアプリがGoogleの利用規約に違反しているから、としている。
さらに、AmazonでChromecastやGoogle HomeなどのGoogle製端末を扱わないこと、AmazonプライムビデオをChromecastに提供しないこと、もその理由ではないかとされている。

Apple TVでAmazonプライムビデオが視聴可能に

その一方で、先ごろリリースされたApple TV用OS、tvOS11.2でAmazon プライム・ビデオアプリがインストール可能になった。
相変わらずApple TVをAmazonで購入することはできないが、AppleとAmazonはGoogleほどの険悪な関係ではないようだ。

YouTubeとAmazon プライム・ビデオ、両方を楽しみたいのであれば、Apple TVがひとつの選択肢といえるかもしれない。
ChromecastやFire TVと比べ、高価であることが難点ではあるが…

PlayStation 4も選択肢のひとつ

本来は前述の機器とは違うゲーム機ではあるが、PlayStation 4にも同等の機能があることは、意外に言及されていないようだ。

PlayStation 4でもYouTubeやAmazon プライム・ビデオのアプリ(?)があり、無料でダウンロードすることができる。
Netflixやhulu、DMM.com(!?)まであるので、主なビデオ・オン・デマンドサービスは、これで楽しむことができる。

さらにPlayStationシリーズは、Amazonでも継続して購入可能なので、関係性も悪くなさそうだ。
ゲーム機だからか除外されているのか、今のSONYはAmazonの敵ではないと見くびられているのか分からないけど…

ただApple TVよりさらに高額なので、ストリーミングサービスの視聴だけで購入するべきものではないが、すでに所有しているなら他の端末を購入する必要はなさそうだ。

まとめ

GoogleもAmazonも、今やインタネット上だけでなく一般の生活にも必要なインフラになりつつある。
インターネットでのサービスをリードしてきた2社が、こんな形で仲違いするのは残念。

この報復合戦(?)に決着がつくのかつかないのか、ユーザーは見守ることしかできない。
この一件で、もっとも被害を受けているのはユーザーであることを、両社には忘れないでもらいたい。