iPhone Xが売れていないという。
2018年1〜3月期の生産量が、当初の予定から半減されるらしい。
iPhoneX生産半減 1~3月計画比、高価格で不振【日本経済新聞】
iPhone Xは、なぜ売れないのだろうか。
高価!
記事内にもあるように、高価であることが一番の理由と考えられる。
iPhone Xは、Apple Storeが販売しているSIMフリーモデルで112,800円(税別)から。
最近の低価格・高性能化が進んでいるAndroidスマートフォンより、圧倒的に高価だ(もちろんAndroidスマートフォンにも高価なものはあるが…)。
iPhoneで比較しても、ほぼ同時期に発売されたiPhone 8が78,800円(税別)から、一世代前の7になると61,800円(税別)からと、ほぼ半額で購入できる。
しかもここ数年内に発売されたiPhoneは性能も安定しているので、ふつうに使うだけであれば7でも充分だ。
iPhoneで初めて採用された有機ELディスプレイの価格が、高価格になった大きな原因のひとつと考えられるが、iPhone XはiPhoneユーザーの中でも贅沢品になったようだ。
Face IDが使いにくい!
これもiPhone Xで初搭載されたFace ID。
メガネの有無や暗闇でも反応する一方で、眠った(目を閉じた)状態や写真では反応しないなど、認識性能は評価が高い。
しかしマスクなど、顔の半分近くを隠した状態では反応しない。
当然といえば当然の機能ではあるのだが、日本人は冬場、特に外出時はマスクをする人が多い。
そんな時にiPhoneを起動するのに、わざわざマスクを外すか、パスコードを打ち込むかする必要がある。
Apple Pay使用時に、レジでアタフタしてしまった人も少なくないようだ。
全面ディスプレイで物理ホームボタンをなくすのであれば背面、AppleロゴあたりにTouch ID(ホームボタン機能はなし)を搭載しFace IDと並用、あるいは使い分けられるようにならないだろうか…
デザインが変!
せっかくの美しい全面有機ELディスプレイに切り込んでいる、ノッチと呼ばれるカメラなどを搭載した黒い部分。
一部ではM字ハゲなどと揶揄されているようだ(僕のことか!?)。
亡くなった人をいつまでも引き合いに出して評価するのは個人的に好きではないが、スティーブ・ジョブズならこのデザインは許していないだろうともいわれている。
デザインに関しては良い悪いではなく、好き嫌いになるので絶対評価は難しい。
実際、このデザインも気にならない人もいる。
しかし機能美としてはともかく、一般的な美意識からすると、やっぱり美しくはないような…
まとめ
おそらく今年(2018年)の秋には発表されるであろうiPhone Xの後継機。
すでにネット上には多くの情報が、連日のようにリークされている。
有機ELディスプレイを搭載するのであれば、iPhone Xより価格が上がることはあっても下がることはなさそうだ。
液晶ディスプレイ搭載モデルもリリースされるという情報もあるが、それでも大幅に価格が下る可能性はないだろう。
価格という部分は、今後もiPhoneに関しては期待できそうもない。
Face IDについても今後はiPhoneのディフォルトになりそうで、先に述べたTouch IDとの併設は可能性は低いだろう。
むしろTouch ID搭載のモデルは、なくなっていく可能性が高そうだ。
マスクを日常的に使っているのは、日本など一部の国だけのようなので、そのためだけにAppleが何らかの対応をするとは考えにくい。
ノッチの部分は、複数のカメラを統合することで小さくなるという情報もある。
これは技術的に不可能ではなさそうだ。
しかし逆にいえば、小さくはなるがなくならない、ということかもしれない。
いずれにせよ、売上不振といわれるiPhone Xをどうアップデートするのか、秋の後継機を楽しみにしたいと思う。
僕はiPhone 7を使えるとこまで使うつもりだけど、7Plusが安くなったら買うかもしれない(金属ボディー好き)。
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