1ヶ月ほど前からサイフを持たない生活に挑戦している。
ミニマリストは外出時の持ち物を少なくしたい! サイフを持たない生活は可能か!?
結果的には当初の懸念どおり、少なくとも僕の生活形態では難しかった。
とりあえず、万が一の1万円札とは別に、いつも使える千円札を高城式カードケースに挟んで持ち歩いている…
サイフを持たない生活は、なぜ無理なのか!?
答えは簡単だ。
現金しか使えない店が、まだまだ多いからだ。
なぜ、現金しか使えない店が多いのか。
現金しか使わない人が多いからだ。
三井住友カード株式会社の2018年度新卒採用サイトによると、2015年時点で日本のクレジットカードの利用率は、わずか17%だという。
一方で、米国40%・韓国85%・英国51%(2014年時点)だから、日本のクレジットカード利用率がズバ抜けて低いことが分かる。
また、日本銀行が調査発表した「モバイル決済の現状と課題」によると、日本のモバイル決済の利用率が6.0%なのに対し、中国は98.3%(「人民網日本語版」のデータ)という大きな差になっている。
中国の使用率はともかく、フィーチャーフォンで一般化したはずのおサイフケータイ機能が、日本で意外と使われていないことに驚いた。
日本が現金主義なのは、偽札が少ないから、という理由もあるようだが、少なくとも僕のまわりではその理由で現金を使っている人はいない。
「ただなんとなく」「今までそうだったから」とか、「数百円程度でカードを使うのは、お店に悪いから」という人もいた。
クレジットカードや電子マネーは店側にとってマイナスか!?
支払いをクレジットカードや電子マネーにした場合、店側に数%の手数料がかかる。
単純にいって、売上が数%マイナスになる。
これだけを見ると店が損をするようだが、そうだろうか。
クレジットカードや電子マネーの決済では、お金のやり取りがないから、レジの作業もスムーズで高効率だ(消費税分を支払うために小銭をかき集めている客を、店員も他の客もイララしながら待つ必要がない)。
また営業終了後、売上金とレジ金をすり合わせる必要もないので、精算時間も短くてすむ。
お金だけで比較するとマイナスになってしまうが、時間や手間にもコストがかかっている。
これを金額に換算すると、おそらく手数料以上のものになっているのではないか。
それぞれの店で事情は違うだろうが、数%の投資で時間・手間から開放されるなら、充分にペイできる店も少なくないはずだ。
もし僕が店を開くなら、現金使用不可、支払いはクレジットカードか電子マネーのみにしたいくらいだ。
まとめ
とはいえ、まだまだ日本でクレジットカードや電子マネーでの支払いが主流になるのは遠そうだ。
しかし、現金がここまで信用され使用されてる日本は、それだけ安全で、まだまだ優秀な国といえるのかもしれない。
それは喜ぶべきことなのだろうけど、やっぱり現金(特に小銭)を持つのは面倒だな…
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