かねてからの噂どおり、2017年米AmazonはEchoシリーズの新製品「Amazon Echo Show」を発表した。
Amazon Echoとは
Amazonの「Alexa」を搭載した音声アシスタント端末。
AlexaはGoogle NowやAppleのSiriなどと同じ音声認識システムだが、これまではボイスファースト、音声のみでやり取りすることをメインに開発されていた。
それだけに音声認識能力は他のサービスに比べ高く、反応のレスポンスも早い。
そのAlexaを搭載した端末が「Echo」だ。
音声で指示することで音楽の再生やネット検索、もちろんAmazonでのネットショップもできる。
また、Alexaのシステムは、サードパーティとして多くの他機器に採用されている。
連携させることでテレビをつけたり照明を消したり、エアコンの温度を調整したりすることも、音声だけで可能だ。
今もっとも有力視されているIoT(Internet of Things/モノのインターネット)端末といって良いだろう。
Amazon Echo Show
スペック
- プロセッサ:Intel Atom x5-Z8350
- ディスプレイ:7インチ タッチスクリーン
- カメラ:500万画素
- その他:Wi-Fi(802.11 a/b/g/n 2.4・5 GHz)、Bluetooth(A2DPで音楽の送受信可能)
- サイズ:187x187x90mm 1170g
特徴
これまで円筒形だったEchoが、ディスプレイの搭載により四角形(横から見ると上細りの楔形に近い)になった。
ディスプレイを備えたことで、予定やToDoをカレンダーを使って表示してくれるだけでなく、YouTubeなどの動画の視聴や再生中の音楽のカバーアートや歌詞の表示することができる。
カメラを利用してEcho Show同志や、専用のアプリでスマートフォンとのビデオ通話も可能だ。
ディスプレイは当然一方向のみから見ることになるが、マイクは上部全方向に8個搭載されており、どの方向からの音声も認識することができる。
マイク性能自体も強化されていて、音楽再生中でも聞き逃すことはないという。
カラーはブラックとホワイトの2色。
米国ではすでに予約が開始され、2017年6月28日から出荷予定。
まとめ
デザイン的には、円筒形で周囲がリング状に光る今までのEchoの方がサイバーでカッコよかった。
ディスプレイを搭載するにはこの形はやむを得なかっただろうし、できることが増えて実用性が上ったのは間違いない。
ただ残念なことに、日本での発売は未定。
これはEchoの中核となる音声認識システム「Alexa」が、未だ日本語に対応していないことが主な理由だと考えられる。
Amazon Echoは、IoTの最有力端末だけに、早く日本語対応されることを期待したい。
それにしても(少なくともハード面は)、いよいよAmazonとAppleで充分な時代になりそうだ…
Fire HD 8が優秀すぎて、もうガジェットはAmazonとAppleで充分なのかもしれない…
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