“Web3.0” という言葉は、最近少しずつインターネット上でも見るようになってきた。
とはいえ僕自身も、“Web3.0” をイマイチ理解できていない。
そんな中、現時点で僕がもっとも腑に落ちたのが、サンフランシスコ在住のエンジニア、我らがドリキン氏の解説だ。
▲ 1時間を超える長い動画だが、 “Web3.0” の解説は13分あたりから…
すごく単純に要約すると、
-
Web1.0・・・ウェブサイトなどインターネット黎明期(一方向)
Web2.0・・・SNSなどインターネット発展期(双方向)
Web3.0・・・ブロックチェーンなど新しいインターネットの時代(多方向)
ということだろうか(違う?)…
そのドリキン氏の解説の中で紹介されていたのが、Web3.0用(?)ブラウザ「Brave」だ。
Braveの使い方
Braveのインストール
公式サイトにアクセスし、Braveをダウンロード。
ダウンローダーを開き、Brave.appをアプリケーションフォルダにドラッグ・アンド・ドロップ(Macの場合)。
これでインストールは完了だ。
Braveの日本語化
初期設定では言語は米語になっている。
日本語に設定しなおそう。
右下の歯車マークをタップし、設定を開く。
[Advanced(詳細設定)]タブの下の方、[Language(言語)]のプルダウンメニューから[Japanese(日本語)]を選択。
選択すると[Do you want restart now?(すぐに再起動しますか?)]と表示されるので、問題なければ[Yes]をタップ。
Braveが再起動し、日本語化された。
ブックマークのインポート
ドリキン氏はブックマークをほとんど使っていないというが、僕を含め使っている人も少なくないだろう。
今まで愛用していたブラウザから、ブックマークを移動しよう。
Braveの[ブックマーク]から[ブラウザーデータをインポート]を選択。
インポートパネルが開くのでインポートするブラウザを選択し、インポートする内容(閲覧履歴・お気に入りとブックマーク・クッキー・保存したパスワード)をオンにし[インポート]をタップ。
Braveの設定
セキュリティ強化型のブラウザなので、細かい設定が可能だ。
セキュリティタブのプライベートデータ。
[Brave終了時に以下のデータを消去]のそれぞれの項目をオンにしておくと、閲覧履歴やキャッシュ、クッキーなどを残すことがない。
Brave Sync。
コードでブックマークや設定など(?)を同期できるようだが、残念ながら現時点でiOSやAndroidなどモバイルアプリには対応していないようだ…
Brave Payments。
暗号通貨(ビットコイン)でサイト運営者に直接寄付ができるシステム(ベータ版)。
寄付をしてもユーザーが特定されることはないという。
拡張機能。
僕は今まで、気になるサイトの保存にはEvernote web Clipperを使っていたのだが、対応していないのでPocketで代用。
Evernoteは “Web3.0” 的ではないのか? Pocketは “Web3.0” 的なのか?
同ページ下部から、対応して欲しい拡張機能を申請することも可能だ。
保護タブから広告やサードパーティ製のクッキーをブロックすることが可能…
まとめ
BraveはGoogle Chromeと同じ、Chromium(クロミウム)をベースとしたブラウザアプリ。
Chromeは世界でトップシェアを誇るウェブブラウザだ。
その一方で、バージョンアップするたびに多機能になり、使い勝手も悪くなっている。
Braveは機能もミニマルで、動作も非常に軽快。
拡張機能も多くないものの、数種類のパスワード管理機能など、最低限のものは揃っている。
かつての(?)Firefoxのようなカスタマイズ性は期待できないが、ふつうにネットブラウジングするには必要十分だ。
Adブロック機能を搭載したブラウザが主流になると、ただでも少ない僕の広告収入が、さらに少なくなりそうだ。
しかしAdSenseを提供しているGoogle自身が、ChromeにAdブロック機能を搭載するという情報もある。
ウェブサービス自体が、不要な広告を排除する流れになっていることは間違いない。
Braveにはユーザーが、直接サイト運営者に課金できるサービスが搭載されている。
大手ネット企業を介さず、ユーザー同志が直にやり取りできる仕組みだ。
インターネットによる収益や情報が、大手ネット企業に一極集中するのではなく、ユーザー自身に分散される。
これこそが “Web3.0” の真髄なのかもしれない。
こちらの投稿もいかがですか