iOS5からPC(Mac)でiTunesを使わなくても、iPhone単独でiOSのアップデートができるようになった。
アップデートファイルがダウンロードされ、アップデートが可能になると、その旨を通知してくれる。
とても便利な機能ではあるのだが、古い端末を使っている、新しいiOSに不具合がないか様子をみたい、などの理由でアップデートを見送りたい時もある。
しかし、このまま保留にしても、ほぼ毎日にようにアップデート通知が続く。
これは鬱陶しいので、この通知を(当面)消す方法を紹介しよう。
アップデートは簡単にパスできない!?
アップデートの通知がきた時、[詳細]はアップデート内容が表示されるだけなので、事実上選択肢は[今すぐインストール]と[あとで]のふたつだ。
[今すぐインストール]は、そのとおりすぐにアップデートが始まる。
数分〜数十分かかることもある上に、最悪の場合は途中でフリーズしiTunesで初期化・再セットアップが必要になることもある(当然それまでiPhoneは使えない)。
余裕がない場合は[あとで]を選択することが賢明だ。
[あとで]を選択した場合、さらにふたつの選択肢、[夜間にインストール]と[後で通知]は表示される。
[夜間にインストール]を選択すると、寝ている間にアップデートしてくれる。
こんなところにも新機能が! iOS9は「夜間にインストール」で、寝ている間にアップデートしてくれる
アップデート自体をパスしたい場合は[後で通知]を選択する。
しかし[後で通知]を選択し、いったん保留にしても、この後も毎日のように通知が来る…
アップデートファイルを削除する
当面iOSのアップデートを保留にする場合は、ダウンロードされたアップデートファイルを削除する。
[設定]>[一般]から[ストレージとiCloudの使用状況]をタップ。
[ストレージ]の[ストレージを管理]をタップ。
アップデートファイルが表示されるので(この場合はiOS10.3.3)選択。
[アップデートを削除]をタップ。
確認画面の[アップデートを削除]をタップ。
削除された。
これで毎日の通知は来なくなるが、iPhoneは定期的に(数週間に1度くらい?)アップデートを確認するので、そのつどこの作業を繰り返す必要がある。
手動でアップデートも可能
アップデートファイルを削除したからといって、二度とアップデートできなくなるわけではない。
[設定]>[一般]から[ソフトウェアアップデート]をタップ。
一度キャンセルしているので、アップデートがあることはバッジからも分かる。
アップデートがあれば表示されるので、内容を確認し[ダウンロードとインストール]をタップすると、アップデートが始まる。
まとめ
基本的にiOSのアップデートは、速やかに実行するほうが良い。
ほとんどの場合、セキュリティの強化が含まれているからだ。
比較的サイバー攻撃に強いApple製品といわれているが、iPhoneの普及で専用のマルウェア(ウィルス)も増えてきている。
しかし上記の理由などでアップデートを保留したい場合は、自己責任のうえで作業して欲しい。