ゲーム熱が再燃しつつあることは、以前このブログに書いた。
「サイバーパンク2077」をプレイするために、新たなゲーム機の購入を検討していて、一応Steam Deck LCDに決めた。
しかし、せっかく購入するなら、有機ELディスプレイを搭載した最新のSteam Deck OLEDの方が良いのではないか、と考えているうちに、まったく別のものを購入してしまった。
ゲームボーイカラー互換機、FunnyPlaying社のFPGBCだ。
FunnyPlaying社とは
2015年に設立された、レトロゲームの新商品開発に取り組む会社。
少し調べてみたが会社住所は分からなかったが、香港から送られてきたので、そのあたりにある会社だろう。
製品レベルは高く、レトロゲームマニアの評価も高い。
FPGBC
ネーミングはFunny Playing Game Boy Colorの頭文字を取ったものだろう(分かりやすい…)。
ゲームボーイやゲームボーイカラーが遊べるだけでなく、電池式ではなくバッテリー充電式で、しかもUSB-Cで充電できるのが特徴。
ただし、すべてのソフトが起動できるわけではないので注意が必要だ。
起動しないソフトに関しては、今後のファームウェアアップデートや、基盤の交換で対応するという。
また、すべてパーツで送られてくるので、自分で組み立てる必要がある。
というとハードルが高そうだが、ハンダ付けなど複雑な作業はないので、プラモデルを造るくらいのレベルでできそうだ。
ただし一点、特殊な器具が必要になる。
本体前後をネジ止めするのに、Y字ドライバーがいる。
互換機なので+ネジでも良さそうだが、そこはやはりオリジナルの仕様にこだわったのだろう。
僕はiPhone用に購入した、38in1精密特殊ドライバーAC6088AにY字ドライバーが含まれていたので、これを使った。
ない人は、あらかじめ購入しておこう。
ENGINEER
▲ これは少し高価だが日本製なので、きちんと使えばネジを滑る危険性は少ない。
自分で組み立てるのでケースやボタンなどは、多くのカラーから選択することが可能。
自分好みの組み合わせで、オリジナルのゲームボーイカラーを造ることができる。
僕は当然ケースはブラック、ボタンはブラックもあるが、メリハリを考えてグレーを選択した。
購入する必要があるのはTYPEC GBC HOUSING、GBC Custom Buttons、GBC Replacement Silicon Pads、そしてFPGBC KITの4点。
▲ 中央下にあるシールは、TYPEC GBC HOUSINGに付属しているもの(たぶん…)。
4点で僕が購入した金額は(一部セールになっていたため)83.6ドル。
当時のレートで12,000円強。
これを高いとみるか安いとみるかは、購入者しだいだろう。
FPGBC KITの内容は基盤、ディスプレイパネル、バッテリー、スピーカー。
これらを順番に組んでいくわけだが、組み立て表やマニュアルの類は、一切付属していない。
しかしネット上に多くの先人たちが、ブログやYouTubeで手順を紹介してくれている。
それらをいくつか見ながら組み立てれば、困ることはないだろう。
ここでは簡単に手順を紹介しておく。
① TYPEC GBC HOUSING前面にGBC Custom Buttons、GBC Replacement Silicon Padsを配置{間違ったところには配置できない仕組みのなっているので安心…)。
② FPGBC KITの基盤を、TYPEC GBC HOUSING前面に3本の+ネジで固定。
③ スピーカーを配置し、コネクターを基盤に接続。
④ TYPEC GBC HOUSING背面電池ボックス部分に充電池を設置し、切り欠き部分からコネクターを出し、基盤BATに接続。※1
⑤ スイッチカバーと赤外線パネル(ダミー)を配置し、TYPEC GBC HOUSING背面をY字ネジ6本で固定(電池ボックス内下部2ヶ所は、バッテリーをずらしてネジ止め)。
⑥ ディスプレイフレキを基盤に接続し、ディスプレイ左右の両面テープでTYPEC GBC HOUSINGに固定して完成。※2
※1 多くの手順紹介では、TYPEC GBC HOUSING背面をネジ止めしてからバッテリーを接続しているが、これが非常にやりにくかった。背面固定前に基盤が見えている段階で、バッテリーコネクターを接続した方が良さそうだ。
※2 ディスプレイを両面テープで固定する前に、一度起動実験をしておいた方が良さそうだ。万が一ディスプレイに不具合があった場合、固定してしまうと外すのが面倒。
無事起動した。
ブラックボディーにグレーのスイッチが、とてもシックで美しい!
やはり、このカラーにして正解だった。
まとめ
僕は組み立てに15分ほどかかった。
前述のとおりバッテリーの接続に苦戦し、TYPEC GBC HOUSING背面を外して、バッテリーを接続し直したからだ。
これがなければ10分くらいで組み立てられたかも…
FPGBCには、オリジナルのゲームボーイカラーにはない機能がある。
実際のゲームソフトが起動するのかどうかも合わせて、次回紹介したいと思う。
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