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iOS11.3で実装された「ピークパフォーマンス性能」を無効にしない方が良いと考える3つの理由


iOS11.3で、iPhone単体で「バッテリーの状態」を確認できるようになった。

iPhone 7をiOS10で使い続けていた僕が、iOS11.3にアップデートした3つの理由と、現在のバッテリー状態

それに付随した機能が「ピークパフォーマンス性能」だ。

ピークパフォーマンス性能とは

ピークパフォーマンス性能は、[設定]>[バッテリー]>[バッテリーの状態(ベータ)]で見ることができる。

通常は “お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。” と表記されているだけだ。
特に何か操作できることはない。

しかし、バッテリーが劣化している(最大容量が80%未満)場合は、

https://support.apple.com/ja-jp/HT208387


“この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。無効にする…” という表記に変わり、iPhoneのパフォーマンスが抑えられる。
これは表記のとおり、劣化したバッテリーでは十分な電力を供給できないことによる、使用中の突然のシャットダウンを避けるための機能だ。

しかしこの機能は、表記の最後 “無効にする…” をタップすることで無効にすることが可能だ。
無効にすれば劣化したバッテリーでも、パフォーマンスを抑えられることがなく、通常どおりの性能でiPhoneを使うことができる。

しかし個人的には、この機能を無効にしないほうが良いと考えている。

ピークパフォーマンス性能を無効にしない方が良いと考える理由

① 突然シャットダウンする可能性が高くなる

突然のシャットダウンを避けるための機能を向こうにすると、当然シャットダウンする可能性が高くなる。
再起動すれば良いだけのことだが、重要な通話などをしている時にシャットダウンされると面倒だ。
大切なデータを失ってしまう可能性もある。

しかも一度無効にしてしまうと、ユーザー自身で有効化することはできない。
シャットダウンしてしまうと、自動的に有効化されるようだが、そうすると結局無効化と有効化の無限ループを繰り返すだけになりそうだ。

② 最近のiPhoneであれば、多少パフォーマンスが落ちても実用性は問題なさそう

具体的に抑えられるiPhoneのパフォーマンスとは、

  • アプリの起動時間が長くなる。
  • フレームレートの低下。
  • スピーカー最大音量が-3dB

などなので、ふだん使いでの実用性には大きな問題はない。

特に最近のiPhone(7以降)は基本的な性能が高いので、多少パフォーマンスが抑えられたところで通常の使用には不都合ないだろう。
むしろ、使用中に突然シャットダウンされる方が問題だ。

③ そもそも古いバッテリーを無理に使うことは危険

iPhoneなどのスマートフォンに使われているリチウムイオンバッテリーには寿命がある。
充放電を繰り返すことで劣化する。

また、バッテリーの劣化は使用によるものだけではない。
衝撃によるダメージもバッテリーの劣化の原因のひとつ。。
スマートフォンは知らないうちに、落としたりぶつけたりして少しづつ衝撃が重なっていることが多い。

劣化したバッテリーを高パフォーマンスで使うことで、発火や爆発につながる可能性もなくはない。
少なくとも2〜3年使って劣化したバッテリーは、無理に使い続けるのではなく、新しいものに交換するべきだろう。

まとめ

パフォーマンスが抑制された状態でも、

  • GPSや位置情報の精度
  • カメラ性能
  • Apple Payの使用

など、iPhoneの重要機能の性能が抑制されることはない。
そういう意味では、この機能を無効化する意味は、ほとんど “ない” といって良いだろう。

 
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