地球温暖化の影響なのか、最近台風や大雨などによる自然災害が頻発している。
地震や火山の噴火も発生しているが、これは地球温暖化とは別のところに原因があるのかもしれない。
いずれにしても災害時、情報の収集や連絡などにもっとも役立つのがスマートフォン。
日常生活だけでなく、万が一の時にもスマートフォンは必需品になりつつある。
しかしスマートフォンには、特に災害時には通信が混雑し繋がりにくいという欠点がある。
数日後には通信も安定し、フリーのWi-Fi施設なども設置されるようだが、それまでは連絡がとれないだけでなく付近の情報を得ることもできなくなる。
場合によっては、それが命取りになる可能性もなくはない。
そんな時に役立つのが、Wi-Fiにも携帯電波にも依存しない携帯用情報収集端末であるラジオだ。
そんなわけで、10年以上ぶりにラジオを入手した。
「SONY ハンディーポータブルラジオ ICF-P26」だ。
SONY ハンディーポータブルラジオ ICF-P26
パッケージは今風の凝ったものではなく、どこか懐かしいシンプルなもの。
中身は、本体とマニュアル、モノラルイヤホン、ストラップ、単3乾電池×2。
乾電池は、当然SONY製だ。
表面積(?)はiPhone 7とほぼ同じでコンパクト。
しかし厚みは3倍以上違う…
単3乾電池は背面下部のフタを開けて設置する。
フタは本体に付いているので、紛失する危険性はなさそうだ。
背面上部にストラップホールがある。
付け方はスマートフォンなどと同じなので、お気に入りのスマートフォンストラップを使用することもできる。
向かって右側面にボリュームつまみと3.5mmイヤホン端子。
イヤホンはモノラル出力で、ステレオイヤホン(3極ミニプラグ)も使用可能だが、左右から同じ音声が流れる。
左側面にはチューニングつまみと電源スイッチ兼バンド(FM/AM)切り替えスイッチ。
使い方は、電源スイッチでFM/AMを選択し、チューニングつまみで選局できればボリュームつまみで音量を調節するという簡単なもの。
ラジオ局の周波数が合えばパネルの同調ランプが点灯するので分かりやすい。
僕がICF-P36(横置き型)ではなく、ICF-P26(縦置き型)を選んだ理由
ICF-P26には同じ規格の横置き型ICF-P36というモデルがある。
ICF-P36の方が、いかにもポータブルラジオというデザインで、購入者も多いようだ。
しかし僕は縦置き型のICF-P26を選んだ。
理由はただひとつ、四角大輔氏が提唱する “UL(Ultralight/超軽量)” だ。
ICF-P26のサイズが38×69.5x119mmに対し、ICF-P36は43.5×69.5×131.5mmと少し大きい。
重さに至ってはICF-P26が180gに対し、ICF-P36は210gと30g重い。
小型軽量を重視するなら、ICF-P26一択といって良いだろう。
とはいえ、わずかな差なので好みで選択して問題はなさそうだ。
まとめ
万が一の災害時用に購入したポータブルラジオだが、試しに使ってみるとどこか懐かしく、ノイズの中から聞こえる音声も愛しく感じる。
考えてみれば、僕が初めて手に入れたガジェットはラジオだったのではないだろうか。
毎日毎晩、勉強もせず寝る間も惜しんで、深夜ラジオに熱中していたことを思い出す。
最近はラジオを聴く機会も少なくなり、聴く時もスマートフォンやタブレットのアプリ、radikoを使っている。
チューニングもタップひとつで、ノイズもないので非常に便利だ。
しかし、つまみを微妙に回しながら、ノイズの中から好みのラジオ局を探し出す作業も悪くない。
アンテナやボディーの位置を調整し、少しでも良い音が出るように窓辺に持っていってみたり…
当面はiTunesやAmazon Musicではなく、作業時のBGMはコイツを使ってみよう(ただICF-P26は短波放送を受信できないので「石川温のスマホNo.1メディア」が聴けないのが残念…)。
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