完成度が高く、日本ではもっとも売れているiPhoneやiPadなどのiOS端末の欠点のひとつが、microSDカードなどの外部ストレージが使えないことだ。
その欠点に対応すべく、以前ご紹介したleef iBRIDGEやPhotoFast MemoriesCable GEN3などサードパーティ製の外部メモリーが何種類か発売されている。
今回は、microSDカードだけでなくSDカードも使える、台湾のメモリモジュールメーカーTranscend(トランセンド)のSmart Reader RDA2を購入してみた。
Transcend Smart Reader RDA2
本体(カードリーダー部分)とLightning端子をケーブルで繋いだだけのシンプルなデザイン。
本体の大きさは約40×40×10mm、ケーブルの長さは約55mmだ。
白いボディーは、Apple製品とも違和感がない。
側面にSDカードスロット。
底面にmicroSDカードスロットがある。
SDカードは表面を上に、microSDカードは裏面を上にして挿入。
両カード同時に挿入できるが、同時接続には対応していない。
Smart Reader RDA2の使い方
カードを本体にセットし、iPhoneやiPadのLightningジャックに接続する。
読み込み書き込みは専用のアプリ、で行う。
Transcend Smart Reader – Transcend Information, Inc.
接続し、アプリを起動。
認識されている。
このアプリで、音楽や動画を再生することも可能だ。
Transcend Smart Reader RDA2の良い点
- 信頼と実績のTranscend製
- AppleのMFI取得済み
- 2年間保証付
MFIを取得しているので、iOSのアップデートがあっても使い続けられる(はず…)。
そのうえ、2年間の長期保証がついているのは、それだけ製品に自信をもっているということだろう。
Transcend Smart Reader RDA2の気になる点
- 使用しながら充電できない
- iPhone 7/7Plusでは有線のイヤホンを使えない
- アプリのアイコンがダサい
特にLightning端子しかないiPhone 7/7Plusでは、使用中は充電できないのは当然として、有線のイヤホンやヘッドホンが使えないのは不便。
空いているもうひとつの側面に、イヤホンジャックが付けば利便性はアップしそうだ。
さらにLightning端子も付けば、充電しながら有線のイヤホンも使えて最高なんだけど…
まとめ
Lightning端子で使える外部メモリは、容量が決まっているものが多い。
microSDカードが使えるものもあるが、信頼がおけてMFIを取得しているものになると、高価になってくる。
Smart Reader RDA2は世界有数のメモリモジュールメーカーのTranscend製で、MFIも取得していて、2年間の保証付だ。
さらに、5,000円を下回る価格(2016/11/20現在)を考えると、これ以上コストパフォーマンスが高いLightningカードリーダーは、今のところないかもしれない。
最近はiPhoneやiPad(Pro)などの性能が上がり、映像の処理や動画の編集も可能になってきた。
カメラやビデオカメラのデータ移行用に、Smart Reader RDA2を一本持っておくと役立つことだろう。