圧倒的なコストパフォーマンスとAmazonという世界的ブランドで、よく売れているFireシリーズ。
独自のFire OSを使用しているので、Amazonのコンテンツを利用することに不都合は少ない。
ただタブレットとした場合は、どうしようもなく非力で、特にネットブラウジングは読み込みが遅くストレスが溜まる。
機能性は求めないので、とにかく読み込みが早く軽快なブラウザアプリはないか、と探したらあった。
しかも機能性も低くない、というより高いくらいだ。
「Via」だ。
超軽量&高速
Viaが超軽量のアプリであることは、インストール時点で分かる。
最近はサイズが大きいアプリが増えているので、非力なFireではダウンロードからインストールを完了するまで数分かかることもある。
しかしViaは、インストールに失敗したか、と思うくらい一瞬で終わってしまった。
それくらいサイズが小さいのだ。
[設定]>[アプリとゲーム]>[すべてのアプリケーションを表示]で見たFire上のサイズは、わずか1.65MB。
ちなみにFirefoxだと56.35MBで、Chromeは78.61MB。
Fire標準のブラウザアプリSilkにいたっては122MBもある。
この超軽量さが、表示速度の高速化にも寄与しているのかもしれない。
高性能
超軽量化されているので機能が制限されているか、というと、そんなことはない。
ひととおりの機能を、ではなく、それ以上の機能を備えている。
ホーム画面右上の[Ξ]をタップするとメニューが開く。
①のツールでは表示されたページでの各種作業が可能。
特筆すべきは、ソースを表示できること。
モバイル用のブラウザアプリで、この機能があるものは少ないはずだ。
②で各種設定ができる。
[一般]>[広告ブロック]をオンにしておけば広告が非表示になり、さらにページの表示速度が上がる(ディフォルトでオンになっている)。
気になる点
超軽量で高速、高機能なViaではあるが、気になる点がないではない。
中国製であることだ。
残念ながら一部の中国製アプリ、ブラウザアプリや検索アプリなどは、ユーザーの(個人)情報を収集しているのではないか、という噂がある。
真偽のほどは定かではないが、注意しておく必要はある。
しかしViaについて僕が調べた限りにおいては、今のところセキュリティ上問題があるという情報を得ることはなかった。
当面は安心して使用できそうだ。
今後万が一、何らかの情報が入った場合は、この場で報告したいと思う。
まとめ
Amazonのコンテンツを楽しめて、インターネットも快適に見ることができれば、一般的なタブレットとしては不満点がなくなる。
マウスやキーボードも接続できるので、さすがに映像の編集や画像の加工は難しいが、メール程度のテキスト作成も可能だ。
Amazon Fire HD 8にマウスとキーボードを接続して、タブレットPCとして使う
もう高価なタブレットは必要ないのかもしれない…
残念ながらViaは、FireにプリインストールされているAmazonのアプリストアからダウンロードすることはできない。
他のAndroid端末から移植するか、裏ワザを使ってGoogle Playをインストールする必要がある。
【裏ワザ】Amazon Fire タブレット 8GBに、Google Playストアにしかないアプリをインストールする方法【追記あり】
【裏ワザ】root化しないでAmazon Fire タブレットにGoogle Playをインストールする方法
いずれもAmazonに認められた方法ではないので、少なからずのリスクがある。
実行は自己責任だ。
もちろんViaはAndroidアプリなので、Fireだけでなく各種Android端末で使用可能だ。
低スペックの古い端末を使っている、ストレージを少しでも節約したいAndroidユーザーも一度試してみてはいかがだろうか。
大きさと価格にこだわりがないのなら、少しでもスペックが高いFire HD 8がオススメだ。