Fire OS5.3.1でPrimeビデオやPrime Musicだけでなく、Kindleデータもmicro SDカードに保存できるようになり、より神端末に近づいたAmazon Fire タブレット。
僕も自宅だけでなく、最近は外出時にも持ち出すことが増えた。
ここで改めて、そんなFireの魅力を書いておきたいと思う。
安い!
Fireの一番の特徴をあげるとしたら、何よりも価格だろう。
通常価格で8,980円、Amazonプライム会員なら4,980円(8GBモデル)だ。
最近、性能も上って値段が下がってきた中華タブレットでも、15,000〜20,000円前後はする。
Amazonというブランドが付いたうえでこの価格は、ほとんど反則といって良いだろう。
安さの良い点は単に購入しやすいだけでなく、取扱いに必要以上の神経を使わなくて良いところにある。
ほぼ10倍の価格のiPadシリーズなどは、やはり気を使う。
ぶつけて傷を付けたくないし、落としたり水没させたくない。
その点5,000円くらいなら、壊してもiPadシリーズより、はるかに痛手は少ないし、最悪買い直しても経済的負担も軽微だ。
注文すればPrime会員なら、早ければ当日手にすることもできるし、旅行先・出張先でもコンビニ受け取りが可能だ。
そういう意味でも、ふだんと違う環境で違う神経を使う旅行先・出張先などでは最適な端末じゃないかな。
そこそこ使える!
Fireのスペックは、CPUは1.3GHzクアッドコアでRAMは1GB。
Wi-FiもシングルバンドでIEEE802.11acには対応していない。
ディスプレイ解像度も、1024×600で171 ppi。
ハッキリいって、スペック的には2〜3世代前のAndroid端末以下だ。
したがってブラウジング時など、重い操作はモッサリ感があることを否定できない。
しかしPrimeビデオ再生時に動画がカクつくことはないし、解像度が低いはずなのに映像は意外と鮮やかだ。
これはFireを動かしているOS、Android 5.0 LolipopをベースとしたFire OSが、Amazonのコンテンツに最適化されているからだ。
PrimeビデオやPrime Musicなど、Amazonのサービスを使うには必要十分な性能を備えているといって良いだろう。
外部ストレージが使える!
もちろん、microSDカードを入れ替えることによって、無限のストレージが使用可能という、本来の特性もある。
しかしここでいうのは、Fireが起動できない時でもmicroSDカード内のデータは取り出すことが可能だ、という点だ。
iPadシリーズなどの外部ストレージが使えない端末は、故障などで端末が起動できなくなると、特殊な技術を使わない限り、ふつうの人には内部のデータを取り出すことはできない。
また故障時だけでなく、端末のバッテリーが切れて充電できない場合も同様に、内部のデータにアクセスすることができない。
場合によっては端末内のデータ、貴重な写真や音源などを泣く泣く諦めることになるだろう。
microSDカードなど外部ストレージが使えれば、そんな悲劇を最低限回避することができる。
ただし紛失や盗難などの場合、端末本体にロックを掛けていてもmicroSDカードは簡単に抜かれてしまう。
microSDカードには重要な個人情報などは保存しておかない方が良いだろう。
それとともに外部ストレージが使えない端末は、こまめなバックアップを心がけておこう。
まとめ
改めてFireは、優れた端末だと思う。
Fire OSはAndroidを下敷きにしているので、裏ワザを使えばGoogle Playを使うことも可能だ。
自宅で卓上ナビゲーターと使う他に、外出時専用にもう1台購入しようかと真剣に検討しているくらいだ。
とはいえ、こんな端末が「LIFE PACKING」に掲載されることはないんだろうな…