iPhoneなどのiOS端末にはAssistiveTouchという機能がある。
ディスプレイ上に様々な機能を持ったソフトウェアボタンを表示させる機能だ。
機能を “ホーム” に限定すると、物理ボタンであるホームボタンと同等の機能(もちろんTouchIDはない)になるので便利だ。
残念ながらAndroid OSには、その機能がない。
何か方法はないか、と調べてみるとアプリがあった。
「EasyTouch」だ。
【iPhone裏ワザ】iOS9の新機能? AssistiveTouchでソフトウェアホームボタンをワンタッチで使う方法
EasyTouchをFire改にインストールする
EasyTouchはGoogle Playからインストールできる。
EasyTouch SHERE WORKSHOP
ただし僕のFire改には直接インストールできなかった。
Android化したAmazon Fire(7インチ)のカスタムROMとホーム画面を変更した
したがって、いつものように他のAndroid端末でダウンロードし、ESファイルエクスプローラーでデータ化したものをFireの任意の場所にコピーしてインストールする。
【裏ワザ】Amazon Fire タブレット 8GBに、Google Playストアにしかないアプリをインストールする方法
EasyTouchの設定と使い方
起動し中央の▶をタップすると、チュートリアルツアーが始まる。
必要ない場合は、右上の[Skip]をタップ。
設定画面が表示される。
EasyTouch Enable
オンにするとEasyTouchが機能する
Themes
テーマをダウンロードして変更できる
Notification Setting
パネルに表示するアプリを選択する。
Gestures
ワンタップやダブルタップ、長押しなど、操作ごとに機能を設定できる。
Display Setting
ボタンの大きさや透明度、パネルの透明度を設定できる。
Advanced Setting
各種設定…
(右上の)︙
アップデートの確認や、EasyTouchのアンインストールができる。
EasyTouchの個人的設定
ディフォルトの設定でふつうに起動すると、右のようなパネルが表示される。
アイコンをタップすることで、それぞれのアプリが起動したり設定が開いたりして便利ではある。
しかし、僕が必要としているのはホームボタンとしての機能なので、それに限定した設定をする。
- テーマ
[Themes]>[WEEKLY HOT](2016/11/7時点)から[iPhone]を選択。
これでAssistiveTouch(iPhone風)になる。 - 機能
[Gestures]>[One Click]で[Main Screen]を選択。
これでワンタッチでホーム画面に戻ることができる。 - ボタンの大きさ
[Display Setting]の[Button Size]を最大にすると、Fire改でもバランスが良くなる。
その他の設定はディフォルトのままだ。
他にもテーマをカスタマイズしたり、様々な設定が可能だ。
まとめ
最近のほとんどのAndroid端末は、Fireシリーズも含めてホームボタンがソフトウェアボタンになっている。
だからEasyTouchに、iPhone(7/7Plus以前)でのハードウェアホームボタンの故障・不具合の回避的な意味はない。
しかし他のアプリ起動終了する場合、ノンアクティブになっている場合が多いので、ディスプレイをタップ・スワイプしてソフトウェアホームボタンを表示させる一行程が必要になる。
EasyTouchは他のアプリが起動していても、常にディスプレイ上に半透明になりながらアクティブ状態にあるので、ワンタッチでアプリを終了し、ホーム画面に戻ることができる。
そんなわけで、Fire HD 8にも導入した。
EasyTouch SHERE WORKSHOP