このブログでもご紹介した「GPD Pocket」。
予想どおり(以上?)わずか7時間で目標出資金額を達成するほどの反響だった。
こいつはホントに欲しいぞ! 超小型フルスペックPC「GPD Pocket」
これもご紹介したBlackBerryのハードウェアキーボード付きスマートフォン、BlackBerry Mercury改め「BlackBerry KEYone」。
BlackBerryとNokia、かつての王者がAndroidで復活!
MWC 2017で本格的に公開され、価格(米国で$549)や発売時期(2017/4)が発表された。
キーボード付きの端末があいついで話題を呼ぶ中、新たな端末が発表された。
「Gemini PDA」だ。
Gemini PDA
Gemini PDAは英国のPlanet Computresが開発・販売するクラムシェル型モバイル端末。
現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を募集している。
スペック
- OS:Android / Linux(デュアルブート)
- SoC:MediaTek Helio X25
- RAM:4GB
- ROM:64GB
- ディスプレイ:5.7インチ 2880×1440 QHD(タッチ対応)
- バッテリー:8000Ah(取り外し式)
- カメラ:500万画素
- 外部端子:microSDカード、USB Type-C×2
- サイズ:171.3×13.5×80mm 400g
- その他:GPS・NFC内蔵
特徴
Gemini PDAの特徴はWi-Fiモデルだけでなく、LTEモデルも開発されていること。
OSもWindowsやUbuntuだけでなく、LinuxとAndroidのデュアルブートなので、モバイル通話も可能としている。
さらに5.7インチのディスプレイサイズからみても、PCというよりキーボード付きスマートフォンのイメージが強いといって良いだろう。
実際、GPD Pocketがトラックポイント搭載で、卓上で使うことを前提に設計されているのに対し、Gemini PDAは紹介ビデオを見ても分かるように、立ったまま(座っていても)両手で持って使うことを中心に考えられているようだ。
スマートフォン(通話機)として使うかPCとして使うかが、Gemini PDAとGPD Pocketのどちらを選ぶかの基準になりそうだ。
出荷は2017年11月の予定。
ただし日本の技適を通過しているかどうかは、現時点では不明だ。
まとめ
かつて、Palmなど一部のPDA(携帯情報端末)をのぞいて、携帯電話(フィーチャーフォン)などのほとんどのモバイル端末に、キーボードがついていることは常識だった。
それがスマートフォン(iPhone!?)やタブレット端末(iPad!?)の登場以来、ソフトウェアキーボードが主流になりキーボード付き端末は絶滅状態になった。
それがここにきてインディーズメーカー(?)を中心に復活しつつある。
やはり長文を入力するには、ハードウェアキーボードの方が優れていることに、気づき始めたのかもしれない。
これが果たして、大手精密機器メーカーにまで波及していくかどうかは分からない。
なぜなら今回キーボード付モバイル端末を歓迎しているのが、(僕も含めて)オッサン世代だと想像できるからだ。
若いスマートフォンネイティブ世代には、やはりハードウェアキーボードは不要なのかもしれない。