2017年5月に開催されたGoogle I/Oで発表されたGoogle Lens。
カメラで撮影された被写体をAIが判断し、それが何かを教えてくれる機能だ。
当初はGoogle謹製スマートフォン、Pixel 2とPixel 2 XLのみの機能であったが、それがすべてのAndroid端末で使えるようになったという。
しかし僕が使っているFire改では使えなかった。
やはり特殊な端末ではムリなのか、と諦めていたら違った。
英語環境にすれば使えるようだ。
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Androidの言語設定を英語に
端末の言語設定を、[設定]>[言語と入力]で[言語]を英語(English)にする。
Englishはオーストラリアやカナダなどいくつかの選択肢があるが、ここはふつうに(?)米語(United States)を選んでおけば良いだろう。
この作業は、端末の種類によって多少違いがあるかもしれない(だからAndroidはややこしい…)。
Google Lensを試す
現時点でGoogle Lensは、Googleフォト内で機能する。
リアルタイムではなく、撮影した画像でのみ使えるようだ。
英語環境でGoogleフォトを起動し画像を選択すると、下部にGoogle Lensのアイコンが表示されている。
Google Lensのアイコンをタップすると、初回のみ確認画面が表示されるので[GET STARTED]をタップ。
すぐに画像がスキャン(?)される。
表示された。
アディダスとは認識されたが、細かい種類までは判断できないようだ。
公園で撮影したハトは “Stock dove(ストックダブ)” と表示された。
Stock doveは、ハトの一種と説明されている…
これは大阪市阿倍野区にある安倍晴明神社の鳥居。
“Abeoji Shrine(阿倍王子神社)” と表示されている。
阿倍王子神社は、安倍晴明神社の南方約50mにある神社。
安倍晴明神社は阿倍王子神社境外社だ。
まとめ
なかなかおもしろいサービスではあるが、少なくとも現時点では実用性は今一歩といったところか。
もっと有名な建造物とかであれば、正確な情報を得られるのかもしれない。
また、Pixel 2とPixel 2 XL以外では日本語環境で使用できないのも残念。
日本国内で正規販売されていない、技適も取得していないAndroid端末でのみ日本語で使用できるというのも矛盾している…
iOS版の対応も予定されているというが、これも日本語化されているのかどうかは分からない。
早く日本語化されればAIが学習して、日本の情報も正確なものを多く表示してくれるようになりそうだ。