Kindle paperwhiteは、カタログ上では3.1GB(約3100000KB)を使用可能領域としている。
これをもとに、それぞれのファイル形式で、どれくらいの冊数を入れることができるのか調べてみた。
Kindleデータのサイズ比較
Amazonで購入したKindle本(小説)
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(村上春樹)・・・685KB
ビッグデータ・コネクト(藤井太洋)・・・695 KB
虐殺器官(伊藤計劃)・・・471KB
Amazonで購入したKindleの小説は、平均で500〜700KBくらい。
4500冊〜6000冊くらいの小説を持ち運ぶことができる。
凄い!
Amazonで購入したKindle本(マンガ)
アオイホノオ第14巻(島本和彦)・・・50125KB
白暮のクロニクル第6巻(ゆうきまさみ)・・・45169 KB
王様達のヴァイキング第9巻(さだやす/深見真)・・・52854KB
Kindleのマンガ本は、平均で50000KBくらいか。
マンガはやはりデータ量が多いようで、60冊くらいしかダウンロードすることができない。
ワンピースやこち亀全巻は入らないな…
TEXTファイルをKindleファイルに変換した本
夏と少年の短編(片岡義男)・・・1011KB。
ホーン岬(谷恒生)・・・1092KB
破壊軍団 スーパーカンサー1(山田正紀)・・・837KB
青空文庫などのテキストファイルを、Kindle用のmobiファイルに変換したデータ。
![](https://re-cyberrat.info/wp-content/uploads/2015/03/Kindle_150305.jpg)
専用のKindleデータほど最適化されていないようで、小説1冊がほぼ倍の大きさで平均1000KB。
それでも約3100冊インストールできる。
ちなみに「夏と少年の短編」は青空文庫からダウンロード、「ホーン岬」「破壊軍団 スーパーカンサー1」は10年以上前にどこかの電子書籍販売サイトから購入したもの。
昔は正規でTEXT形式の小説も販売していた。
その時に、もっと買っておけば良かったな…
自炊本
風の歌を聴け(村上春樹)・・・5768KB
クローム襲撃(ウイリアム・ギブスン)・・・14294KB
競売ナンバー49の叫び(トマス・ピンチョン)・・・18555KB
本を自分で裁断し、スキャナーを利用してPDF化した自炊データ。
すべて文庫本なのだが、平均で15000KBといったところか。
200冊くらいは収録できるけど…
ちなみにマンガだと…
AKIRA(大友克洋)・・・245000KB
風の谷のナウシカ(宮﨑駿)・・・68000KB
どろろ・・・63000KB
AKIRAとナウシカは大型本、どろろは文庫本だ。
PDFファイルの場合、ページ数だけでなく紙面の大きさでもファイルサイズが変わってくる。
またスキャンする画質のレベルによっても違う。
まとめ
やはりKindle Paperwhiteは、小説など文字の本を読むのに最適化されていることが分かる。
マンガや自炊したPDFファイルなどは、パーソナル・ドキュメントに保存しておいて、ダウンロードと削除で入れ替えながら読むのが良いだろう。
Amazon Fire タブレットなどは16GBモデルが販売開始されたので、それを使う方法もある。
16GBあるので、Kindleのマンガ本も200冊くらいはダウンロードできそうだ。
さらに、最大124GBのmicro SDカードを外部ストレージとして使えるので、自炊本を読むのにも向いている。
小説など文字中心の本を読むならKindle Paperwhite、マンガ本や自炊本を読むにはFire タブレット 16GBが最適といえるだろう。