キングジムと聞いて思いつくのが、文房具好きならテプラ、ガジェット好きならポメラだろう。
名機は原点に帰る!? キーボード折りたたみ式・電池式に戻った「ポメラ DM30」
いずれにしても、機能を特化したニッチな製品を、製造販売していることで有名なメーカーだ。
そんなキングジムが、またしてもニッチかつ有用な製品を販売する。
デジタル耳せん「MM2000」だ。
MM2000
MM2000は、同じくデジタル耳せん、MM1000の後継機。
ただしMM1000とは、ほとんど別ものになっている。
本体部分(?)がなくなり、MM2000はふつうのBluetoothイヤホンと変わらないデザインだ。
バッグやポケットなど、本体を収納する場所に頭を悩ませる必要がない。
MM2000は、電車の走行音や飛行機のジェット音、工場の機械音などの環境騒音を、95%カットしてくれるという。
それでいながら、人の声はしっかり聞こえるので、重要なアナウンスなどを聞き逃すこともなさそうだ。
仕組みは一般のノイズキャンセリングヘッドホンなどと同じ。
イヤホンに内蔵されたマイクが周囲の環境騒音をキャッチし、逆位相の音を出すことで騒音を打ち消す。
IPX2等級の防滴、IP5Xの防塵性能を搭載しているので、工場など粉塵が発生する現場でも安心して使えそうだ。
さらに1回の充電で約50時間の連続稼働時間があるという。
XS・S・M・Lと4サイズのシリコン製イヤピースの他に、耳穴にフィットし遮音性に優れたウレタン製イヤピースが付属しているのも、うれしいところ。
価格は8,500円(税別)で、2018年11月9日発売予定。
現在、予約受付中だ。
まとめ
ノイズキャンセリングイヤホンは高価なものが多く、本体部分が別パーツになっているので、気軽には使いにくい。
その点、MM2000は比較的安価で、バッグやポケットから取り出して簡単に使うことができる。
デジタル耳せんなので、当然Bluetooth機能はなく音楽などを聴くことはできない。
その潔さもMM2000の魅力のひとつといって良いだろう。
旅行や出張時、移動中の車内・機内で読書や仕事に集中したい時の、強い味方になってくれそうだ。
神経質なうえに集中力がない僕には、ピッタリなガジェットかも…