かつてはバイクに乗っていたこともあり、革ジャンは取っ替え引っ替え10枚近くは所持していたと思う。
黒や茶色、紺色なんかも持っていた(フレンチボマーだ)。
今でも革ジャンは好きで、秋から初冬にかけて着たりする。
僕が着ていた革ジャンは、大きく別けて以下の二種類だ。
ライダースジャケット
その名のとおり、バイク用のウエア。
襟のバタつきを抑えるスナップボタンやポケットのジッパーなど、ライディング時に必要な機能が満載だ。
バイカーだけではなく、ロックやヘビーメタルのミュージシャンも着てたりするね。
最近はバイカーやミュージシャン以外の、ふつうの人もファッションで着ていたりする。
ブランドは米国製のSchott(ショット)やVANSON(バンソン)、英国製のLanglitz Leathers(ラングリッツレザー)などが有名だ。
襟が二重になったダブルライダースがよく知られているが、スタンドカラーになったシンプルなデザインのシングルライダースもある。
ライダースジャケットが登場する映像作品
乱暴者
マーロン・ブランド主演の元祖暴走族映画。
ライダースジャケット(Schott ONESTAR)にロールアップしたジーンズ(Levis501)、エンジニアブーツ(RED WING)のコーディネートは、今もバイク乗りに継承されている。
マッドマックス
荒廃した未来の地球を舞台にした、SF暴走族映画。
主人公は(元)警官で、バイクには乗らないが終始ライダースジャケットを着用している。
世界観とファッションが、奇跡的に融合している。
2015年、27振りの続編が公開されるぞ。
フライトジャケット
ジェット戦闘機が主流になる以前、上空での防寒のために着用されたものが、革製のフライトジャケットだ。
もっとも有名なものは、陸軍航空部隊で採用されていたA2ジャケット(当時は空軍は存在しなかった)。
冬季着用のイメージが強いレザージャケットだが、このA2は夏用で、夏場でも上空の寒気から身を守るためのウエアだ。
一方、当時の海軍航空部隊ではG1ジャケットが採用されていた。
A2との大きな違いは、襟元の毛皮。
やっぱり海軍の方がスタイリッシュなのかな…
フライトジャケットが登場する映像作品
大脱走
第二次大戦時、ドイツ軍捕虜収容所から脱走する連合軍兵士を描く、オールスターキャストの大作だ。
(一応)主人公を演じるスティーブ・マックイーンの小柄でしなやかな身体に、着込んだA2がよく似合っている。
カットオフのスウェットシャツにスリムのチノパンは、とても軍人には見えないけどね…
トップガン
ご存知トム・クルーズの出世作。
ヴァル・キルマーやメグ・ライアン、ティム・ロビンスらの出世作でもある。
主演のトム・クルーズは米空軍のパイロットだけど、G1はふだん着として着ている。
ジェット戦闘機のパイロットスーツは、すでにナイロン製に変更されていたからね。
でもワッペンを貼り付けたG1には、僕ら世代の男子は憧れた人が多いんじゃないかな。
まとめ
かつてはクローゼットの半分近くを占領していた革ジャンも、今は1枚しかない。
これはライダースジャケットでも、フライトジャケットでもない革ジャンだ。
でも値段の割に革の質も良いし、縫製も良い。
シルエットもタイトで今風な上に、中綿に薄くTHERMOLITEが入っているから適度に暖かい。
僕のお気に入りだ。
もしかしたら、これが僕にとって最後の革ジャンになるかも知れない。