以前にも話題になっていた、「SEVEN CAFE(セブンカフェ)」のコーヒーマシンのデザインの記事を、また最近ネット上でよく見るようになった。
SEVEN CAFEとは、コンビニエンスストアのセブンイレブンが提供している、セルフ式ドリップコーヒーサービスだ。
http://goo.gl/syGC2u
値段の割に美味しいと、評判になっていた。
その一方で、コーヒーマシンのデザインが、ハイレベル過ぎて、使い方がわかりにくいことも話題になっていた。
デザインしたのは、佐藤可士和氏。
コーヒーは4種類。
ホットのレギュラー(ふつう)とラージ(大)、アイスのレギュラー(ふつう)とラージ(大)だ。
それを最低限の表示でわかりやすく表現している。
佐藤氏らしい、シンプルでミニマムなデザインだ。
でも確かに、英語表現だけなので、わかりにくい人もいるのだろう。
実際、各店舗では、いろんな工夫がなされていた。
テプラを使っていたり…
POPを使っていたり…
それはそれで、とても楽しい。
個人的には嫌いじゃないんだけど…
でも、これって1年くらい前の話題じゃないの? て思っていたら、原因はコレだった。
7月8日に@umegrafix氏がtwitterにあげたデザインだ。
おお、コレでいいじゃないですか。
非常にわかりやすい。
それでいて、シンプルでカッコイイ。
コレでわからない、っていう人は、もうコーヒー飲まないでください!
でも、このことで佐藤可士和氏が批判されているのは、佐藤氏ファンの僕としては、心が痛む。
だって佐藤氏は、佐藤可士和的なデザインをキッチリやっただけではないか。
佐藤氏に発注すれば、(良い意味でも悪い意味でも)こんなデザインになることは、わかってるはずではないか。
責任があるとすれば、佐藤氏に発注した、また、これを採用したクライアント側にあると思うけどな…
どういう経緯で、このデザインが採用されたのかわからないけれど、現場を知らない上層部だけで物事を決定すると、だいたいこんなことになってしまう…
社畜の僕は、何度もこんなめにあっています…
でも、デザインって楽しいよね。
ひとつのモノでも、デザインする人によって、いろんな表現があるんだから。
[amazonjs asin=”4198637237″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”仮面社畜のススメ (一般書)”]