堀江貴文氏の著書「多動力」とともに、多動ブーム(?)を巻き起こした高城剛氏の「多動日記(一)『健康と平和』:-欧州編-」に続く、未来文庫の第2弾「21世紀の『裏』ハローワーク: 人には言えないもうひとつの職業図鑑」がリリースされた。
新潮文庫風の格調高い前作とは違い、今回の表紙は三才ブックス風でいかにも怪しげだ。
さっそく読んでみた。
21世紀の『裏』ハローワーク: 人には言えないもうひとつの職業図鑑
内容は、高城未来研究所のサウンドプロジェクト「高城未来ラジオ」の内容を文字起こししたもの。
だから「高城未来ラジオ」を聴いている人は、見覚え(聴き覚え?)があるはずだ。
しかし読んでみると、聴くのと読むのとでは少し違うことに気づかされる。
聴き流していた部分が文字になることで、よりリアルに生々しく伝わってくる。
「高城未来ラジオ」を聴いている人も、一読の価値があるといって良いだろう。
さらに「高城未来ラジオ」にはなかったものもある。
注釈だ。
高城氏がインタビューする相手は、いずれも “人には言えないもうひとつの職業に就く” 人たち。
それだけに会話の中には、聞き慣れない専門用語(?)が頻発する。
「高城未来ラジオ」では説明されることがなかったそんな文言を、注釈という形で解説されている(タップするとポップアップで表示されるのも、Kindleならではの機能だ)。
「高城未来ラジオ」では分からないまま進んでいた内容も、理解することができるはずだ。
さらに章末には、内容をデータ化した表やグラフも掲載されているので、内容をさらに深く理解することができる。
中には、こんなデータどこから集めてきたん!? というものも多数収録されている。
そういう意味では高城ファンのみならず、現在の裏社会・裏経済を知るうえで必読の一冊といって良いだろう。
ちなみに表紙のモデルは、柚稀まいさん。
次巻で目線が外れる? ていうか次巻は “表” !?
((お知らせ))
21世紀の「裏」ハローワーク: 人には言えないもうひとつの職業図鑑 (未来文庫)
こちらの電子文庫にて表紙を担当させていただきました😊💗
著者は高城剛さん!
こちらは裏ですが次回の表では目隠しが…?https://t.co/PD0Tq2iDJs pic.twitter.com/AZbHiNBQsq— 柚稀 まい (@yuzuki_mai04) 2017年9月7日
柚稀まいさんは「高城未来ラジオ 第40回 どん底のGランク -柚稀まいさん/地下アイドル」のゲストでもある。
まとめ
「21世紀の『裏』ハローワーク: 人には言えないもうひとつの職業図鑑」は、前作の「多動日記(一)『健康と平和』:-欧州編-」より、さらに危険な内容になっている。
確かにこれでは大手出版社は書籍化できないだろう。
多方面から圧力や脅迫(?)があってもおかしくない。
実際本書も、このままリリースが続けられるのか不安になるくらいだ。
「21世紀の『裏』ハローワーク: 人には言えないもうひとつの職業図鑑」は、Kindleunlimited利用者なら無料で読むことができる。
僕はもちろん購入したけど。