すでに米国ではサービスが開始されていたAmazon FireシリーズのAlexa機能が、やっと日本でも使用可能になった。
当初、2019年3月末のアップデートで使用できるとアナウンスされていたが、約1週間遅れでの配信となったようだ。
「ハンズフリーモード」と「Showモード」
Fire HD 10のAlexaを有効にすることで、ハンズフリーモードとShowモードの使用が可能になる。
ハンズフリーモードはオンにすることで、通常はホームボタン長押しでAlexaが起動するのだが、ウェイクワードで呼びかけるだけでAlexaを起動することができる。
Showモードをオンにすると、ディスプレイ上に天気予報やニュースなど設定した情報が表示される。
つまりFire HD 10をEcho ShowやEcho Spotと同じ、スマートスピーカーとして使うことができる機能だ。
Fire OSをアップデートする
AlexaはFire OS 5.6.4.0から使用可能のようだ。
通常Fire OSは、一定条件(通信状態・バッテリー残量など)のもと、最新のOSを自動的にダウンロード・インストールし、アップデートされる。
しかし条件が合わなければ、自動的にアップデートされない。
そんな時は、[設定]>[端末オプション]>[システムアップデート]で、[アップデート]の[今すぐチェック]をタップし、アップデートを確認する。
アップデートがあれば、ダウンロードが始まる。
ダウンロードが終わったら、[アップデート]をタップ。
今回、インストールから再起動までに10〜15分程度かかった。
再起動すると、AlexaのShowモードのツアーガイドが始まる。
ツアーガイドが終わるとAlexaの使用を確認されるので、もちろん[Alexaを有効にする]を選択。
これは後から[設定]でも変更可能だ。
次に子供向けの設定の確認。
どちらかを選んで[続行]をタップ。
この後、設定の最適化が終わると、いよいよAlexaが使用可能になる。
[設定]に今まではなかった[Showモード]と[Alexa]の項目が増えている。
Alexaの設定
- Alexa
Fire HD 10のAlexa機能のオン/オフ - アクセス制限
写真や映画の予告編、年齢制限が必要と思われるコンテンツなどの検索を制限する - ハンズフリーモード
オンにすれば、声だけでAlexaを起動することができる - ウェイクワード
Alexaを起動するキーワード [Alexa]と[Amazon]から選択 - ロック画面でのハンズフリーアクセス
パスワードで管理されたロック画面での、ハンズフリーモードのオン/オフ - 信頼できるネットワーク
ネットワークを登録しておくことでAlexaのすべての機能にパスワードなしでアクセスできる - タブレットESPの動作
オンにすると、同じウェイクワードのAlexa端末(Echoシリーズなど)が複数台ある場合、Fire HD 10より他の端末が優先される - 通信
コール・メッセージ・呼びかけのオン/オフ
Showモードの設定
- ホーム画面
Showモード時の壁紙や表示される情報の設定 - ディスプレイ
スライドショーの設定やアンビエントクロック(スリープ時の時計表示)の設定 - 端末オプション
ウェブビデオのキャッシュ・Cookieの消去(詳細不明…) - 自動モード切り替え
ドック(日本未発売)に接続時、自動的にShowモードになる - ユーザー補助
Alexaのキャプション(説明文字)のサイズ・色、音声テキスト変換などの設定 - ヘルプ
Showモードの説明 - Alexaの設定
上記、Alexaの設定と同じ
ハンズフリーモードとShowモードの使い方
ハンズフリーモードの使い方は簡単。
[Alexaの設定]で、[Alexa]と[ハンズフリーモード]をオンにするだけだ。
これでFire HD 10がスリープ状態でも、ウェイクワードで呼びかけるだけでAlexaが起動する。
Echoシリーズと同じ使い方だ。
Showモードのオン/オフの方法は、現時点で日本では2つ。
ディスプレイを上から下へスワイプした時に表示されるコントロールセンター(?)を使う方法と、
▲ ハンズフリーモードもココでオン/オフできる。
「Showモードのオン(オフ)」などと、音声でAlexaに指示する方法だ。
もう一つ、ドックを使う方法があるが、現時点では日本未発売なので使えない…
まとめ
米国ではFire HD 8でも同様の機能が使えるが、(投稿時点で)日本で使用できるのは、2017年にリリースされたFire HD 10(第7世代)のみ。
ウェイクワードが “Alexa” と “Amazon” のみというのも残念。
僕はEcho Spotのウェイクワードを “Echo” にしているので、できれば “Fire” が欲しい(Fireは認識しにくいか…)。
また、Showモードはドックと組み合わせて、その機能を十全に発揮できるので、日本でも早急に販売を開始して欲しいところだ。
とはいえ、ようやく日本でもFireでAlexaが使用になったことは、Fireユーザーにとって喜ばしいことに違いはない。
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