子供の頃に観たトラウマ系SFホラー邦画3選


基本的にホラー映画は好きではない。
スプラッター系ならなおさらだ。
しかしSF映画は好きなので、その要素が加味されていれば別だ。

子供の頃観てトラウマになりながらも、今は好きな日本のSFホラー映画を紹介しよう。

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ガンマー第3号 宇宙大作戦


地球と衝突する可能性がある遊星フローラ。
宇宙ステーション・ガンマー3号から、フローラ爆破隊が派遣される。
爆破には成功したものの、未知の生命体がガンマー3号に侵入・増殖し、宇宙ステーション内はパニックに…

僕はこれを映画館で観た。
同時上映が「ピノキオの宇宙大冒険」などの子供映画だったので、油断して観ていて驚いた記憶がある。

監督は深作欣二・田口勝彦と日本人だが、登場するのはすべて外国人という、当時としては変わり種映画。

「パルプ・フィクション」などの監督 クエンティン・タランティーノが本作の大ファンで、来日した時、本作レーザーディスクに深作欣二のサインをもらったことは有名なエピソード。

つい先日までYouTubeで無料公開されていて、久しぶりに観た。
多少(?)チャチイ部分はあるものの、思い出補正もされていて、けっこうおもしろかった。

ガンマー第3号 宇宙大作戦
Amazonプライム・ビデオ

マタンゴ


豪華ヨットで航海していた7人グループは、嵐に遭い無人島に漂着する。
そこにすでにあった難破船に、「キノコを食べるな」という謎の手記が残されていた。
食料が乏しくなった彼らは、ついにキノコに手を出し始める…

東宝が満を持して公開した特撮ホラー映画。
監督は本多猪四郎、特技監督は円谷英二と、どちらも日本特撮映画の第一人者。
原案はSF小説ファンなら知らない人はいない、福島正実と星新一。

出演者も久保明、水野久美、小泉博、佐原健二、土屋嘉男、そして天本英世と日本特撮ファンなら涙モノ。
こんな豪華なスタッフ・キャストにも関わらず、公開当時は興行的にはイマイチだったらしい。

とはいえ、今観ても十分楽しめる。
日本特撮ファンは必見の作品だ。

現時点(ブログ投稿時点)でAmazonプライム・ビデオに入っていないのが残念。

マタンゴ
東宝DVD名作セレクション

吸血鬼ゴケミドロ


テロリストにハイジャックされた旅客機が、謎の物体と衝突し不時着する。
生き残った人々を銃で脅し、逃亡したテロリストは、謎の円盤の中に吸い込まれていく。
アメーバ状の生物に身体を乗っ取られたテロリストは、吸血鬼になり生存者を襲い始める…

邦画のトラウマ系SFといえばコレ。
僕は子供の頃、夏休みか冬休みの朝に、テレビでコレを見て衝撃を受けた。
その日1日、なんだか暗い気持ちで過ごした記憶がある。
決して後味は良くないが、そこがこの作品の魅力でもある。

タランティーノは本作のファンでもあるという(彼はほんとうにB級邦画が好きだね)。

多くは語るまい。
必見の一作だ。

吸血鬼ゴケミドロ
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まとめ

「ガンマー第3号 宇宙大作戦」をYouTubeで観て、そういえば同じ趣旨の邦画があったなと思い、このブログを書いた。
もしかしたら、他にもあったかもしれない。
思い出したら追記したい。

[文中敬称略]

 
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