先日、iPhoneのメモリ解放方法をご紹介した。
当然、Androidもメモリ不足で動作が重くなることがある。
対処方法は、iPhoneとほぼ同じではあるが、Android特有のものもあるので、ご紹介しておこう。
バックグラウンドのアプリを停止させる
アプリを終了する時、ホームボタンを押すが、実はこの時点ではアプリは終了していない。
バックグラウンドでは起動している状態になっているのだ。
1つや2つでは問題ないが、多くなってくるとメモリを圧迫し、動作が重くなる。
バックグラウンドのアプリも、定期的に終了させよう。
ホーム画面で右下の[□]ボタン(Android5.X lolipopの場合)をクリック。
バックグラウンドで起動しているアプリの画面一覧が表示される。
必要のないアプリ画面を右にスワイプすると、停止できる。
アプリ画面の右上の[×]クリックでも削除できる。
キャッシュを削除する
キャッシュとはアプリが一時的に保存しているデータのこと。
ブラウザなどの起動・表示を早くするために利用される。
しかし、これも溜まり過ぎるとメモリを圧迫する。
動作が重くなったと感じたら、削除しよう。
[設定]→[アプリケーション(管理)]を開く。
キャッシュを削除したいアプリをクリック。
キャッシュ欄の[キャッシュを削除]をクリックするだけだ。
不必要なショートカットやウイジェットを削除
Androidの特徴のひとつが、ホーム画面にアプリのショートカットや、天気予報や時計などのウイジェットを置けることだ。
とても便利な機能なのだが、これも多くなるとメモリを消費し、動作の重さに繋がる。
必要がないショートカットやウイジェットは削除しよう。
再起動
パソコン・ガジェット類が不調時の定番対応策。
スリープボタン長押しで表示される[再起動]をクリック。
まとめ
iPhoneに比べてAndroidはメモリ容量が大きいものが多い。
それでもメモリが圧迫されれば動作が重くなるのは一緒だ。
またオープンソースであるAndroid OSは、機種メーカーやキャリアなどがカスタマイズしている場合も少なくないので、その分メモリ消費が激しい場合もある。
適正化しながら、端末とOSを平行して開発しているiPhoneと、大きく違うところだ(それでも時々、バッテリーやメモリの以上消費はあるけどね…)。
定期的にキャッシュの削除や再起動を行うと、バッテリーや端末自体の寿命も長くなるといわれているところは、iPhoneと同じだ。