今年(2015年)のApple新商品発表会は、9月9日に開催される。
12インチのiPad Pro(仮称)などの発表が噂されているけど、間違いなく発表されるであろうものが、新型iPhoneだ。
Force TouchやA9プロセッサが搭載され、RAMも2GBに強化されるなどの情報もまことしやかに流されている。
そんな明るい話題と同時にリークされているのが、iPhone5cの販売終了だ。
iPhone5cは失敗作なのか?
iPhone5sと同時に発表された5cは、当初は廉価版の扱いだった。
世界シェアでは圧倒されているAndroid勢に対抗すべく、価格を抑えて販売し、巻き返しをはかる予定だった。
だけど、実際にはそれほど安くならず、中途半端な端末になってしまった。
それなら少しがんばって、最高スペック(当時)の5sにしよう、と考えたユーザーが多かった。
事実、売れ行きは今ひとつだったようで、AppleCEOのティム・クックも、5cは期待どおりの成果が残せなかった、と正式に認めている。
確かにスペック的には同時発表された5sには劣るし、筐体も金属(陽極酸化処理されたアルミ)をふんだんに使った5sに比べ、5cのプラスチックボディーは見劣りするかも知れない。
しかし、このプラスチックボディーは、ただのプラスチックではない。
耐衝撃性や耐熱性が高く、特殊部隊用の防弾バイザーや警官用のライオットシールド(盾)に使われている熱可塑性プラスチック、ポリカーボネート樹脂製だ。
しかもプラスチック素材は、成形時に少なからずヒケ(縮み)が生じるはずなのだが、5cのボディーにはその形跡が一切見られない。
スイッチ類やコネクター、マイクやスピーカーのために開けられた穴も、きれいに整形されている。
カラフルな色合いと相まって、Appleらしいとても美しい筐体だ。
開発にどれだけ手間をかけたかが分かる。
そんなこだわりが、素材・製造のコストを上げてしまい、本来の主旨である廉価版から大きく外れてしまったのだろう。
まとめ
MVNOが浸透するにつれ、docomo製白ロムの5cの中古価格が、少しづつ上がっている。
カラフルなボディーは、それまでのiPhoneシリーズにはないものだったし、性能的にもiOS8.Xまではストレスもほとんどなく使えるようだ。
なんだか不幸な生い立ちの5cだけど、もしかしたら後々評価が変わってくるかもしれない。
気になる方は、最後のチャンスになるかもしれないので、お早めに!
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