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廉価版!? Apple Pencil(USB-C)は第2世代とどこが違うのか?【追記あり】


今やiPad使いの必需品といっても良いApple Pencil。
第2世代であれば、iPadの側面にマグネットで取りつけるだけで自動的に充電できる優れものだ。

しかしiPad(第10世代)は、Apple Pencil(第2世代)が使えず、Apple Pencil(第1世代)のみの対応。
そもそも側面充電機能もない。
しかもiPad(第10世代)はLightning端子からUSB‐C端子に変更されたにも関わらず、Apple Pencil(第1世代)はiPadのLightning端子に差し込んで充電しなければならない…
苦肉の策で、USB-C – Apple Pencilアダプタなるものが発売されたのだが、これをふだんから持ち運ぶのも紛失する可能性が高い…

そこでApple Pencil(USB-C)が発売される。

Apple Pencil(USB-C)

最大の特徴は、その名のとおりUSB-C端子を備えているということ。
Apple Pencilの末端をスライドさせるとUSB-C端子がある。

USB-CケーブルでiPadと接続しペアリングや充電をすることができる。
スライドを閉じておけばUSB-C端子が隠れるので、ホコリなど汚れの心配もなさそうだ。

充電はできないがマグネット機能はあるので、iPadの側面に取り付けることは可能。

それ以外の機能はApple Pencil(第2世代)と同じ、というわけではないので注意が必要。
圧力検知やダブルタップでのツール切り替えなど、一部の機能がApple Pencil(USB-C)では使えない。
イラストを書いたり、ハードな使い方をするiPadユーザーは、Apple Pencil(第2世代)を使った方が幸せになれるだろう。

【追記】
Apple Pencil(USB-C)はケーブルを接続し、充電しながら使えるらしい。
つまりiPadと接続した状態で使えるという。
これなら充電切れの心配はなさそうだ。

ちなみに、後述のロジクールCRAYONもUSB-C充電だが、こちらは充電しながらは使えないようだ…

Apple Pencil(USB-C)は廉価版!?

Apple Pencil(USB-C)は廉価版と見る人もいるようだ。
確かにApple Pencil(第1世代)が14,880円、第2世代が19,880円、そしてApple Pencil(USB-C)は12,880円だから、Apple Pencilの中では一番安い…

しかし “廉価版” というほどは安くない。
廉価版なら、せめて1万円は切って欲しいところだ。
ただしApple自体は、“廉価版” とはいっていない(たぶん…)。

安価を選ぶなら、サードパーティ製のiPad対応ペンシルが多数発売されている。
2〜3千円ぐらいからあるので、Apple Pencil(USB-C)より1万円も安い。

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ただしサードパーティ製は、iPad OSのアップデートなどで使えなくなる可能性もある。
それが心配ならApple正規サードパーティ製のロジクールCRAYONなどもある。

ただし、これはマグネット機能がないので、iPad側面に取り付けられない…

まとめ

このタイミングでApple Pencil(USB-C)が発表されたということは、おそらく次期iPad(第11世代)でもApple Pencil(第2世代)には対応しないということだろう。

現時点で3種類のApple Pencilが並存し、それぞれ微妙に機能が異なるので非常にややこしい。
とはいえ、これからApple Pencil(第1世代)を購入しようという人はかなりの少数派だろう。
今後は実質Apple Pencil(第2世代)と、Apple Pencil(USB-C)の2択ということになりそうだ。