2017年6月5日10時(現地時間)、10.5インチiPad ProやSiriスピーカーなど様々なリークがあったが発表されるハードはあるのだろうか!?
それともOSだけか…
ハード類を中心に確認しておこう。
iMac Pro
Appleのディスプレイ一体型のデスクトップ型パソコン、iMacの上位機種。
デスクトップは5KでCPUはXeon(ジーオン)を採用し、コア数は8コア・10コア・18コアから選択できる。
メモリも最高で128GBまで搭載できるという、モンスターマシンだ。
iMacの上位機種でありながら、事実上Mac Proの後継機と考えて良いかもしれない。
またカラーもこれまでのiMacのようにシルバーではなく、ブラック(スペースグレイ?)。
専用ウェブサイトも黒を基調にデザインされている。
これと同時に通常のiMacやMacBookシリーズも、第7世代Coreプロセッサの搭載などスペックアップが図られている。
iPad Pro
かねてからの噂どおり、10.5インチiPad Proが登場。
ディスプレイは120Hzに対応し、さらに動きがスムーズに。
CPUは高性能3コア+省電力3コアで6コアのA10Xを搭載し、処理性能は30%、GPUは40%それぞれ性能アップ。
それに合わせ12.9インチモデルも、筐体はそのままにA10Xを搭載してスペックアップしている。
また専用のSmart KeyboardにJIS配列版が追加される。
HomePod
Siriスピーカーとしてリリースが噂されていたHomePod。
A8プロセッサを搭載し、部屋の形や家具の配置、聞く人の位置などを感知し、最適なサウンドを再生する。
また6ヶ所にマイクを搭載し、SiriでiPhoneやiPadと同じように、時間や天気、リマインダーの登録など音声操作機能を利用することができる。
年内の発売予定だが、現時点で決定しているのは米・英・豪国の英語圏のみ。
日本での発売は未定だ。
まとめ
MacBookやiMac、iPadなどAppleの主力製品が、エントリーモデルとハイエンドモデルのProに整理されたことで分かりやすくなった。
一方で、それぞれ順当進化ではあるものの、いまひとつインパクトに欠けていると感じてしまう。
この何年か続いている、リークどおりの製品が発表されていることも、原因のひとつだろう。
全世界的に注目が集まっているAppleだけに、やむを得ない部分もあるんだろうけど、もう少し情報セキュリティに力を注いでほしいものだ。
iPad Proは、2017年秋に(おそらく新型iPhoneと同時に?)リリースされるiOS11との組み合わせで、使用感がよりMacに近づいた。
しかしどれだけ近づいたところで、できることや性能はやはりMac(Book)にアドバンテージがある。
iPadには、また別の進化の方向があったのではないかと、個人的には思う。
そういう意味で今回新型のリリースがなく、おそらく噂どおりフェードアウトしていくだろうiPad miniに、存在価値を感じてしまうのは、僕だけなんだろうな、たぶん…
自宅で使うのはともかく、持ち歩いて外出先で使うには、7〜8インチクラスのタブレットがベストだと思うんだけど…