ひろゆきはミニマリスト!? ひろゆき(西村博之)著「働き方 完全無双」


以前から気になっていた本を、たまたま立ち寄った書店でみつけたので、パラパラと立ち読みしてみた。
想像どおり面白そうだったので、Kindleになったら買おうと思っていた。

しかし紙の本が販売されて1ヶ月以上たっても、Kindle化されるようすはない。
同じ著者が同じ出版者から出している本を見てみると、紙の本が出てからKindle化されるまでに、1年近くかかっているようだ。

読みたい本を1年近くガマンするのは精神衛生上良くない。
またまた紙の本を買うことにした。
ひろゆき(西村博之)の「働き方 完全無双」だ。

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ひろゆき(西村博之)とは

長年に渡ってインターネットに親しんできた人で、“ひろゆき” の名前を知らない人はいないだろう。
ひろゆきこと西村博之氏は、1990年に設立された日本のインターネット匿名掲示板 “2ちゃんねる” の設立者であり初代管理人だ。
僕たちの年代では、2ちゃんねるを見るためにインターネットを始めた、という人も少なくないだろう。
日本のインターネット文化の礎を築いたひとり、といっても良いはずだ。

その後ニコニコ動画の設立に携わったりしながら、今は数種類の会社を運営しながらフランスで優雅に(?)暮らしている。
週1回程度YouTubeなどで生配信を行っており、「働き方 完全無双」でも大きく取り上げられている “ベーシックインカム” 導入の可能性を模索しているようだ。

働き方 完全無双


タイトルどおり、現在の、これからの日本における 、より良い “働き方” を解説した本。
巷にあふれる働き方本、意識高い系のビジネス書とは一線を画しているのは、いかにもひろゆきらしい。

この本には、頑張って一生懸命働きましょう、などということは一言も書かれていない。
むしろ、どうして楽をするか、要領よく収入を得るかが記されている。
そのための、個人としての「攻め方」と「守り方」を具体例をあげながら、分かりやすく解説している。
判断基準は “トクする” か “損する” かで、常に(金銭的な意味だけではなく)コストパフォーマンスが重視されている。
場合によっては生活保護を受けるのも、手段のひとつに挙げられているくらいだ。

さらに働き方だけでなく、効率よく働くための健康法、食事や睡眠などにも触れられている。

意識高い系のビジネス書は、僕のような凡人にはとてもマネができそうもないことばかり書かれているが、この本の内容なら明日からでも実践できそうだ。

本を読み慣れた人であれば2〜3時間程度で読破できるだろう。
内容が薄いのではなく、それくらい短いセンテンスで書かれた読みやすい内容だ。

そういえばこの本の中で、僕が愛読するビジネス書(?)のひとつでもある「銃・病原菌・鉄」にも少し触れられていた…

僕がオススメするビジネス書!? 3選

巻末の付録も楽しい

本編の巻末に、

  1. おすすめ観光リスト
  2. おすすめ映画リスト
  3. ベーシックインカム案

の3つの付録が付いている。

“ベーシックインカム案” は、本編の内容を補足するデータを記したものだが、“おすすめ観光リスト” と “おすすめ映画リスト” が楽しい。

“おすすめ観光リスト” は、我らが高城剛氏のマニアックな場所とは違い、博物館や美術館、動物園、水族館、植物園などの意外にベタな(?)ところが多い。
逆に “おすすめ映画リスト” は、僕は見たこともない、というより聞いたこともないマニアックな映画(タイタニックを除く)がほとんどだ。

このあたりもひろゆきの、独特のキャラクターが垣間見えて楽しい。

ひろゆきはミニマリストか!?

雑誌の対談や共著もあって、ひろゆきはホリエモンこと堀江貴文氏と並び称されることが多い。
ホリエモンもまた、日本のインターネット文化の礎を築いたひとりといって良いだろう。

ホリエモンは、今は自宅も持たず、したがってモノもほとんど持たない生活を送っているようだ。

もしかしてホリエモンって、ミニマリストだったの!?

しかし、どういうわけかホリエモンにはミニマリスト的なイメージがない。
それは、ホリエモンはカネが好き、というよりカネを稼ぐことが好きというイメージがあるからかもしれない(もちろん、カネを稼ぐことが反ミニマリスト的ではないけど…)。

では、ひろゆきはどうだろうか。
少なくとも「働き方 完全無双」を読む限り、ひろゆきはカネに、カネを稼ぐこと自体には、あまり興味がないように思える。
本の内容がそういう趣旨だからかもしれないが、ひろゆきの考えていることは、どれだけ楽をして効率よく、楽しみながら収入を得るかということだ。

実際、意外とイイ服を着ているホリエモンと比べ、ひろゆきはいつも田舎の大学生のようなTシャツにシャツ、スウェットパーカーのようなスタイルだ。
本書にもあるとおり、腰を冷やさないように大きめの服を着るようにしているというから、お世辞にもスタイリッシュとはいえない。
もともとファッションには興味がないといっているように、ビジュアルより機能性を重視しているのだろう。

プログラミングができるのでIT系にも明るいはずなのだが、10年前にiPhoneがリリースされたときには、1年後には使っている人がなくなると酷評していたようだから、新進気鋭のガジェット類にも興味がないようだ。

ほとんど外食もすることがなく、家で果物とチョコレートを食べ、ワインではなくビールを好むひろゆきは、ミニマリスト的な考えの持ち主であるのかもしれない(例によって、本人はミニマリストだとは思ってないだろうけど…)。

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まとめ

もともと興味があったし、一切の感情を廃した論理的な話し方が好きだったのだが、ひろゆきの著書を読んだのはこれが初めてだった。

前述のYouTubeなどのネット配信と同じ内容だ、という評価もあるようだが、リアルタイムの配信はどうしても聴き流してしまうし、2〜3時間もあるのでアーカイブを見直す時間もない。
そういう意味で書籍で、文字で読むのは分かりやすい。
それだけに、いつでもどこでも部分的に読み直すことができる、Kindle化されていないことは非常に残念。
一時も早いKindle化を切望する(Kindle化されたら書い直すつもりだ)。

そんなわけで、Kindle化されている前著も購入。

それにしても、この本を編集した(書いた!?)種岡健氏は有能な編集者だね…


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