iPhoneでウェブサイトを見ていて、いつも同じ広告が表示されるので不思議に思ったことがある人は少なくないだろう。
これは “追跡型広告” と呼ばれ、ユーザーの閲覧履歴を利用した広告システムだ。
ウェブサイトだけではなくFacebookなども、これを利用して広告を表示している。
広告主は購入確率が上がるし、ユーザーにとっても時には便利なシステムではある。
しかし毎度毎度同じ広告が表示されるのは、気持ち悪く感じることもある。
追跡型広告の制限を設定しておこう。
iPhoneの追跡型広告制限の設定方法
[設定]から[プライバシー]を開く。
[広告]を選択。
[追跡型広告を制限]をオン。
ついでに、これまでのデータも消去しておこう。
[Advertising Identifireをリセット]を選択し、[IDをリセット]をタップ。
これで追跡型広告が制限され、今までのデータもリセットされた。
追跡型広告を制限をオンにできない場合
設定によっては[追跡型広告を制限]がグレイアウトし、オン/オフできない場合がある。
機能制限で変更を許可していない場合が多いので確認しよう。
[設定]>[一般]から[機能制限]を選択。
[機能制限]がオンになっている場合は、設定しているパスワードを入力して開く。
[広告]を選択。
[変更を許可]にチェックを入れる。
これで[追跡型広告を制限]をオンにできるはずだ。
必要に応じて設定後、再び[変更を許可しない]にチェックを入れ直しても良いだろう。
システムサービスの設定
[設定]>[プライバシー]>[位置情報サービス]>[システムサービス]にも[位置情報に基づくApple Ads]という設定がある。
必要があれば、合わせて設定しておこう。
iPhoneの「システムサービス」を設定すれば、通信量やバッテリーを節約できる!?
まとめ
この設定はあくまで、追跡型広告の “制限” であって “完全拒否” ではない。
Appleの説明でも、
- 配信される広告数は以前と変わらなくても、興味関心に基づく広告の数は少なくなります。
- アプリケーションの内容に関連する広告や、その他の個人情報以外の情報に基づく広告に関しては、依然として配信される場合があります。
とある。
広告は無料で見ることができるウェブサイトとっての貴重な収入源だ。
個人が趣味程度でやっているブログはともかく、大手ウェブサイト・ウェブサービスにとって広告収入がなくなることは死活問題でもある。
プライバシーとのバランスも考え、広告も含めてインターネットを楽しみたいと、個人的には考えている。