先日、販売が開始されたiPod touch(第6世代)。
すでに手に入れた方も多いようで、ネット上には様々なレビューがされている。
それをもとに、新型iPod touchは買いか否かを検証してみたい。
新型iPod touchの性能再確認
A8&M8チップ
iPhone6や6Plusと同等の、現時点での最新であるチップA8とM8が使用されている。
しかし噂にもあったとおり、iPhone 6の1.4GHzに対し、iPod touch(第6世代)は1.10GHz程度ににクロックダウンされているようだ。
この数値はiPhone5sの1.3GHzを下回っていることになる。
バッテリー持続時間を考慮してのことだろうが、これは少し残念。
ただ、実際の反応速度はiPhone5sはもちろん、iPhone6とも遜色がないとの報告もある。
8メガピクセルカメラ
ピクセル数では、カメラ性能もiPhone6と同等の性能だ。
ただしf値(レンズの明るさ)は、iPhone6のf2.2の対しf2.4しかない。
そのため暗部の再現性に弱いところがあり、iPhone6に比べてコントラストに欠けるところは否めない。
それでもスマートフォン(音楽プレーヤー?)のカメラとしては、必要充分な性能であるといえるだろう。
その他
TouchIDが搭載されていないので、TouchIDでのセキュリティー解除に慣れた人は、少し不便を感じるだろう。
5まではそれがふつうだったんだけどね…
また、Apple Watchとの連動ができない。
要望が多ければ、iOSのアップデートでiPod touch用のApple Watchアプリが搭載される可能性はあるかも…
新型iPod touchは、こんな人にはオススメ
Androidユーザー
Androidのスマートフォンを使っている人には、最適なiOS体験端末といえるのではないだろうか。
Android版のApple Musicもリリースされるとはいえ、機能制限がかけられるとの噂もある。
iOS機能をAndroidユーザーも体験してみてはいかがかな。
お子様用スマートフォン
小・中学生のスマートフォン入門端末としても最適なのではないだろうか。
値段もこなれているし、LINEやその他アプリでWi-Fiを使って通話・通信もできる。
カワイイカラーも用意されているしね。
それとも最近のお子様は、ふつうにiPhoneを使ってるのかな…
iPhone4s(以前)をメイン端末に使っている人
iOS9もサポートされ、携帯電話としてはまだまだ戦える4s。
そんなユーザーのサブ機としては最適だ。
通話やメール、SNSなどは4sで、その他カメラやゲームなどスペック的に限界がある機能やアプリはiPod touchで、というのがほんとうのAppleマニアかも知れないね。
まとめ
思ったより限界があるようだけど、それでも必要充分な性能である。
ネットの各レビューも概ね好評だ。
外観に変化がないので、前モデルのケースや保護フィルムなどが使えるなど、発売と同時に周辺機器が充実していることも魅力だ。
コストパフォマンスを考慮しても、買って損をする端末ではないだろう。
前型iPod touch(第5世代)の値崩れが始まっているようだけど、ふだんは割安感がある前モデルを薦める僕も、よほどの理由がない限り今回は新型を買うことをオススメする。
個人的には、モバイルWi-Fi機能が付いたiPod touchケース欲しいな。
そうすればiPhoneを捨てて、iPod touchをメイン端末にしてもイイんだけどな…